自然環境保全基礎調査
総合とりまとめ | 総合とりまとめ |
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動物 | 動植物分布調査 | 動物分布図集 | 身近な生きもの調査 | 過去における鳥獣分布調査 | 哺乳類の分布調査 | 特定哺乳類生息状況調査 | 両生類・爬虫類の分布調査 | 昆虫類の分布調査 | 鳥類の分布調査 | 陸生及び淡水貝類の分布調査 | 淡水魚類の分布調査 |
地形地質 | 表土改変状況調査 | 自然景観資源調査 |
すぐれた自然調査 | すぐれた自然調査 |
河川湖沼 | 陸水域自然度調査 | 河川調査 | 湖沼調査 | 湿地調査 |
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生態系 | 環境寄与度調査 | 生態系総合モニタリング調査 | 生態系多様性地域調査 |
種 | 種の多様性調査 |
遺伝子 | 遺伝的多様性調査 |
海の生きもの調査
調査時期 | 成果物一覧 |
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第4回調査 平成2年度 |
海のいきもの地図(平成3年) |
スキューバダイビングやシュノーケリングの愛好家からの情報提供により、日本沿岸海域の魚類を中心とする海の生物の地理的分布を調べ、その分布を示した「海のいきもの地図」を作成することにより、沿岸域の環境把握及び保全に資する基礎資料を得る目的で実施された。
あわせて、一般のダイバー等に自然観察の具体的目標を提示し、海中での自然観察の普及が図られた。
2.調査の内容と方法
スキューバダイビングやシュノーケリング等、海中を観察する技術と機会を有する人たちにボランティア参加、協力を得て実施された。調査は環境省で選定した43種類の調査対象種を「てびき」を参照して確認し、その情報を「5万分の1メッシュ地形図」で読み取った調査ポイントのコード番号とともに「調査表」に記入する方式で行われた。
3.調査結果
134グループ、1,565人の参加が得られ、512メッシュ(基準地域メッシュ。約1km×1km)で調査が行われ、15,520件のデータが寄せられた。 北海道から沖縄まで、主要なダイビングポイントはカバーされた。従来、魚類をはじめ本調査の対象種となった海の生物の分布は、全国各地の専門家の情報、漁業中の採取記録等を集積して把握されているが、確認手段や確認時期にバラつきがあった。従って、本調査のように比較的限られた期間に、潜水によって生きた姿を確認するという統一した方法で調査が実施され分布図が作成されたのははじめてのことである。
■海のいきもの調査 調査対象種
トゲチョウチョウウオ キツネメバル チョウチョウウオ ハマクマノミ デバスズメダイ ソラスズメダイ キュウセン リュウグウハゼ エゾメバル メバル キタマクラ イシサンゴ類 コンブ類 ツノダシ アマモ類 |
アラメ・カジメ類 ホンダワラ類 チカ ゴンズイ カゴカキダイ タテジマキンチャクダイ ウミタナゴ ヤマブキベラ オハグロベラ ミノカサゴ イトマキヒトデ アカヒトデ アオヒトデ オニヒトデ ヘラヤガラ |
キジハタ フウライチョウチョウウオ キンチャクダイ クマノミ タカノハダイ ネジリンボウ オオカミウオ シマソイ モンガラカワハギ ハコフグ ムラサキウニ類 イイジマフクロウニ ガンガゼ |