生物多様性センターの設立背景



地球上の生物は、約40億年に及ぶ進化の過程で多様に分化し、生息場所に応じた相互の関係を築きながら、地球の生命体を形づくっています。このような多様な生物の世界を「生物多様性」といいます。生物多様性は、生態系のバランスを維持するうえで重要であるばかりでなく、私たち人間の生活にも計り知れない恵みをもたらしてくれます。
しかし、近年人間活動による生物の生息地の破壊や乱獲などのために、地球上の生物多様性は、急速に失われつつあります。わが国でも、自然環境の変化とともに、長い年月をかけて生み出された多彩でユニークな生物たちによる多様性が危機に追い込まれています。
そこで、生物多様性の保全とその持続可能な利用に世界全体で取り組むことを目的として、平成5(1993)年に「生物の多様性に関する条約(生物多様性条約)」が発効し、わが国も加盟国の一員となりました。この、条約の目的を実現するために我が国の基本方針を平成7年に「生物多様性国家戦略」として決定し、数度の改訂を経て平成24年に生物多様性国家戦略2012-2020にこれを改訂しました。
生物多様性センターは、国家戦略を受けて、わが国の生物多様性の保全を積極的に推進し、世界の生物多様性の保全に貢献するための中核的拠点として設立されました。
沿 革
平成5年(1993) | 生物多様性条約発効 |
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平成7年(1995) | 生物多様性国家戦略策定 |
平成6年(1994) | 生物多様性センター検討会を設置、生物多様性情報システムの検討を開始 |
平成8年(1996) | 起工式 |
平成10年(1998) | 「環境庁生物多様性センター」が発足(4月9日) |
平成10年(1998) | 生物多様性情報システム(J-IBIS)を公開 |
平成10年(1998) | JICA生物多様性情報システム研修 受け入れを開始 |
平成11年(1999) | 第6回自然環境保全基礎調査を開始 |
平成13年(2001) | 「環境省生物多様性センター」に改称(1月6日) |
平成13年(2001) | インターネット自然研究所を公開 |
平成14年(2002) | 新生物多様性国家戦略が策定(3月27日) |
平成15年(2003) | 生物多様性情報クリアリングハウスメカニズム(CHM)の本格運用を開始 |
平成15年(2003) | モニタリングサイト調査を開始 |
平成19年(2007) | 自然環境情報GISデータ提供の本格運用を開始 |
平成19年(2007) | 第三次生物多様性国家戦略が策定(11月27日) |
平成20年(2008) | モニタリングサイト調査が1000サイトを達成 |
平成22年(2010) | 展示室をリニューアル(3月) |
平成22年(2010) | 自然環境情報GISを一新 |
平成22年(2010) | 生物多様性センターホームページをリニューアル |
平成22年(2010) | 生物多様性国家戦略2010が策定(3月16日) |
平成24年(2012) | 生物多様性国家戦略2012-2020が策定(9月28日) |
平成25年(2013) | いきものログを開始(10月15日) |
平成25年(2013) | しおかぜ自然環境ログを開始(11月15日) |
平成26年(2014) | モニタリングサイト1000第二期取りまとめ公表(一部除く) |
平成26年(2014) | いきものログアプリをリリース |
平成28年(2016) | インターネット自然研究所を生物多様性情報システム(J-IBIS)に統合、自然環境調査Web-GISを開始するなどシステム全体を更新 |