平成25年度採択事業の概要

No. 事業名 協議会名 事務局 事業実施期間
45 三方五湖生物多様性保全事業  三方五湖生物多様性保全協議会 福井県 H25 ~ H27
46 イカリモンハンミョウ保護対策事業  イカリモンハンミョウ保護対策協議会 石川県 H25 ~ H27
47 群馬県尾瀬シカ対策事業  群馬県尾瀬地域生物多様性協議会 群馬県片品村 H25 ~ H27
48 尾瀬のニホンジカ対策事業  南会津尾瀬ニホンジカ対策協議会 福島県 H25 ~ H27
49 トキと暮らす島 環境再生対策事業  朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会 新潟県佐渡市 H25 ~ H27
50 よこすか外来生物防除による生物多様性保全推進事業  横須賀市外来生物防除協議会 神奈川県横須賀市 H25 ~ H27
51 琵琶湖北部生物多様性保全推進事業  琵琶湖北部カワウ等対策事業推進協議会 滋賀県長浜市 H25 ~ H27
52 アルゼンチンアリ防除対策事業  京都市伏見区アルゼンチンアリ防除対策協議会 京都府 H25 ~ H27
53 荒尾干潟自然環境調査事業  荒尾干潟保全・賢明利活用協議会 熊本県荒尾市 H25
54 ツシマヤマネコ生息環境保全事業  対馬市生物多様性協議会 長崎県対馬市 H25 ~ H27
55 サンゴ群集保全推進支援事業  日南海岸サンゴ群集保全協議会 宮崎県 H25 ~ H27

45 三方五湖生物多様性保全事業

  • 外来種(ウシガエル)駆除

    外来種(ウシガエル)駆除

協議会名

三方五湖生物多様性保全協議会(福井県)

構成員

鳥浜漁業協同組合、福井県立大学、美しい鳥浜を創る会、ハスプロジェクト推進協議会、南西郷漁業協同組合、福井県、美浜町、若狭町

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

生物多様性の観点から重要な地域であるラムサール条約に登録されている三方五湖において、①自然護岸の再生②湖と水田のつながりの再生③外来生物の低密度管理④ヒシ群落の適正な管理⑤自然に優しい農法の普及⑥環境教育の拡大⑦シジミのすむなぎさの再生等生物多様性を保全する取組を実施している。

46 イカリモンハンミョウ保護対策事業

  • 生息海岸での保全活動

協議会名

イカリモンハンミョウ保護対策協議会(石川県)

構成員

石川県、羽咋市、志賀町、石川県立大学里海プロジェクト、石川県ふれあい昆虫館、石川むしの会、NPO法人日中朱鷺保護協会、イカリモンハンミョウを守る会、羽咋市柴垣町会、志賀町甘田、志賀町大島

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

本州では石川県の羽咋市柴垣町~志賀町大島にかけての砂浜海岸にのみ生息する生息するイカリモンハンミョウ(環境省レッドリスト(EN))の絶滅を回避し継続的な保護を図るために、石川県ふるさと石川の環境を守り育てる条例に基づく保護計画の策定も視野に入れながら、必要な調査、専門家による検討を行い、対策を実施。

47 群馬県尾瀬シカ対策事業

  • くくりわなの設置作業

協議会名

群馬県尾瀬地域生物多様性協議会(群馬県)

構成員

群馬県、片品村、尾瀬山小屋組合、東京電力株式会社、公益財団法人尾瀬保護財団

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

尾瀬国立公園の群馬県域において、尾瀬生態系維持回復事業計画や尾瀬国立公園シカ管理方針等に基づき、植生防護柵の設置、シカの移動経路上での足くくり罠を用いたシカの駆除等のシカ対策を実施し、シカによる生態系影響の低減を図る。

48 尾瀬のニホンジカ対策事業

  • シカ捕獲追い込みネットの設置

協議会名

南会津尾瀬ニホンジカ対策協議会(福島県)

構成員

福島県、檜枝岐村、南会津町、一般社団法人福島県猟友会南会津支部檜枝岐分会、尾瀬檜枝岐温泉観光協会、公益財団法人尾瀬保護財団、尾瀬山小屋組

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

尾瀬国立公園の福島県域において、尾瀬ヶ原のニッコウキスゲ等のシカによる食害を防ぐため緊急避難的な対策として夜間の見回りとシカの追い払いの実施に加え、効果的且つ効率的なシカの駆除を実現するための捕獲戦略の策定、策定した捕獲戦略に基づくシカの駆除等の対策を実施し、シカによる生態系影響の低減を図る。

49 トキと暮らす島 環境再生対策事業

  • 子供たちの環境学習発表会

    子供たちの環境学習発表会

協議会名

朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会(新潟県佐渡市)

構成員

佐渡農業協同組合、羽茂農業協同組合、佐渡地域振興局農林水産振興部、佐渡市農業委員会、佐渡農業協同組合水稲部会、羽茂農業協同組合特別栽培米生産者部会、佐渡市、佐渡トキの田んぼを守る会、NPO法人トキどき応援団 、(社)佐渡生きもの語り研究所 、朱鷺と暮らす郷づくり認証制度申請者

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

トキの野生復帰を目指す佐渡市において、生物多様性の重要性と持続可能な取り組みを目指して各種フォーラムを開催。また、トキの野生定着を目指し、トキの餌場づくりの検討と実証、営巣環境の整備を実施。

50 よこすか外来生物防除による生物多様性保全推進事業

  • 特定外来生物防除等をテーマとしたエコツアー

    特定外来生物防除等をテーマとしたエコツアー

協議会名

横須賀市外来生物防除協議会(神奈川県横須賀市)

構成員

横須賀市、NPO法人三浦半島生物多様性保全、公益財団法人日本生態系協会

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

特定外来生物であるアライグマ、タイワンリスの防除の実施を通じて、生息範囲や現時点での生態系への影響の把握、地域特性にあった効果的な捕獲手法の確立に向けた検討を実施。また、特定外来生物の防除の必要性などの周知と市民主体による防除の拡大を目的としたエコツアーなどの実施を通じて、普及広報事業を実施。さらに、防除で得られた知見やデータをもとに、地域の多様な主体の協働により生物多様性の保全を進めるための基礎資料となる「よこすか生物多様性マップ」の作成や「外来生物の拡大防止を考慮した生態系ネットワーク形成手法」などを検討。

51 琵琶湖北部生物多様性保全推進事業

  • 地元小学生によるタブノキ林再生プロジェクト

    地元小学生によるタブノキ林再生プロジェクト

協議会名

琵琶湖北部カワウ等対策事業推進協議会(滋賀県長浜市)

構成員

竹生島奉賛会、宝厳寺、都久夫須麻神社、竹生島売店組合、滋賀県森林政策課鳥獣対策室、滋賀県湖北森林整備事務所、長浜市

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

全国でも最大規模のカワウのコロニーがある滋賀県竹生島及びその周辺部において、カワウの営巣活動に伴う植生被害のモニタリング調査や管理歩道整備を行いながら、適正な個体数調整によりカワウの生息数を減少させるとともに、本格的な植生回復を見据えたタブノキの育成やサギ類の営巣対策にも取り組み、琵琶湖北部地域全体における生物多様性の保全を図ることを目的として実施。

52 アルゼンチンアリ防除対策事業

  • 住民との協働による薬剤散布作業

    住民との協働による薬剤散布作業

協議会名

京都市伏見区アルゼンチンアリ防除対策協議会(京都府)

構成員

南浜自治連合会、京都府、京都市、学識者

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

京都市伏見区中書島及びその周辺に生息する特定外来生物のアルゼンチンアリについて、分布拡大防止及び被害の低減を目的に多様な主体で協議会を設置し、専門家の指導を受けて、計画的な一斉防除と定期的なモニタリングを実施する。

53 荒尾干潟自然環境調査事業

  • 底生動物調査

    底生動物調査

協議会名

荒尾干潟保全・賢明利活用協議会(熊本県荒尾市)

構成員

玉名農業協同組合荒尾市総合支所、玉名農業協同組合長洲総合支所、荒尾漁業協同組合、熊本北部漁業協同組合、荒尾商工会議所、(一財)荒尾市観光協会、エコパートナーあらお市民会議、荒尾地区協議会、有明地区協議会、清里地区協議会、(公財)日本野鳥の会熊本県支部、荒尾市市民環境部、荒尾市建設経済部、荒尾市教育委員会

事業実施期間

平成25年度

事業の概要および成果

荒尾干潟は、平成24年にラムサール条約湿地に登録。平成25年に東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップのネットワーク参加地に登録。当干潟の基礎データとして、動植物の生息状況を把握するため、自然環境調査(鳥類調査、底生生物調査、植物調査、魚類調査)を実施。さらに、地元小学生による干潟清掃活動や、専門家を招聘しての調査結果の検討会を開催。

54 ツシマヤマネコ生息環境保全事業

  • ツシマヤマネコ

協議会名

対馬市生物多様性協議会(長崎県対馬市)

構成員

長崎県、対馬市、長崎県獣医師会対馬支部、舟志の森づくり推進委員会

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定されているツシマヤマネコの痕跡調査・自動撮影調査・DNA分析によるツシマヤマネコ生息状況の変化をモデル調査区において調査するとともに、ネズミ類の調査を行い生息域内における保護対策を推進。各種調査によるツシマジカやイノシシの影響を把握し、対策を実施。小中学生を対象とした環境学習・体験の場を作り、対馬の生物多様性を守る次世代を育成。ヤマネコ飼育動物園と協力し、活動を広く全国に周知することにより、住民を中心とした交流人口の拡大と保護事業の拡大を図る。

55 サンゴ群集保全推進支援事業

  • サンゴ生息域調査の様子

協議会名

日南海岸サンゴ群集保全協議会(宮崎県)

構成員

宮崎県、日南市、串間市、宮崎大学、宮崎県スキューバダイビング安全対策協議会、日南市漁業協同組合、南郷漁業協同組合、串間市東漁業協同組合、串間市漁業協同組合、日南市観光協会、串間市観光協会

事業実施期間

平成25年度~27年度

事業の概要および成果

日南海岸国定公園では、ヒメシロレイシガイダマシやオニヒトデによる食害等によるサンゴ群集の劣化が報告されており、海中景観や生態系が健全に維持される上で保全対策が求められていることから、サンゴ食害生物の駆除を実施。
また、海域公園地区周辺のサンゴ生息状況の調査を実施し、今後の海域公園地区の拡大等につなげている。

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