平成29年度採択事業の概要

No. 事業名 協議会名 事務局 事業実施期間
80 飛鳥地域外来種駆除事業  生物多様性飛鳥地域保全活動推進協議会 飛鳥・人と自然の共生センター(橿原市昆虫館内) H29 ~ H30
81 富士山北部生物多様性保全推進事業  富士山北部生物多様性保全協議会 山梨県鳴沢村 H29 ~ H30
82 尾瀬地域における生物多様性保全推進のための情報整備事業  尾瀬総合学術調査推進協議会 群馬県 H29 ~ H30
83 「渡良瀬遊水地第2調節地」外来種対策・普及啓発・環境教育促進事業  「渡良瀬遊水地第2調節池」外来種対策・普及啓発・環境教育促進協議会 栃木県小山市 H29 ~ H30
84 立山地区生物多様性・環境保全推進支援事業  立山黒部環境保全協会立山支部 富山県立山町 H29 ~ H30
85 ハチ高原ウスイロヒョウモンモドキの保全再生事業  高丸山ウスイロヒョウモンモドキ保全再生協議会 兵庫県 H29 ~ H30
86 明石・神戸アカミミガメ対策事業  明石・神戸アカミミガメ対策協議会 兵庫県明石市 H29 ~ H30
87 琵琶湖外来水生植物管理対策事業  琵琶湖外来水生植物対策協議会 滋賀県 H29 ~ H30
88 肥前鹿島干潟アゲマキガイ生息調査事業  鹿島市ラムサール条約推進協議会 佐賀県鹿島市 H29 ~ H30

80 飛鳥地域外来種駆除事業

  • 飛鳥地域外来種調査

    飛鳥地域外来種調査

協議会名(事務局)

生物多様性飛鳥地域保全活動推進協議会(飛鳥・人と自然の共生センター(橿原市昆虫館内))

構成員

橿原市、高取町、明日香村、橿原市昆虫館、奈良県河川課、奈良県中和土木事務所、栢森自治会、天ノ香具山南協議会、NPO法人ASUKA自然塾、Forest River、農業生産法人有限会社ポニーの里ファーム、鞄工房山本、K-Smile、橿原市立畝傍中学校、明日香村立聖徳中学校、飛鳥ニューツーリズム協議会

事業実施期間

平成29年度~30年度(予定)

事業の概要および成果

事業実施地域は、飛鳥時代に我が国の文化の中心として栄えた飛鳥地域である。しかし、明日香村を流れる飛鳥川は、河床から両岸にかけてオオカワヂシャ等が繁茂している。この地域で繁殖した外来植物類の種子等が流され、下流域にも影響が出ている。また、橿原市内では河川内にブラックバスやウシガエル等が生息しており、在来種の脅威となっている。そこで、協議会構成員の協働によって特定外来種を含めた外来種の調査と駆除を行い、万葉時代を彷彿とする歴史的景観と生態系の再生に努める。


81 富士山北部生物多様性保全推進事業

協議会名(事務局)

富士山北部生物多様性保全協議会(山梨県鳴沢村)

構成員

更新中

事業実施期間

平成29年度~30年度

事業の概要および成果

更新中


82 尾瀬地域における生物多様性保全推進のための情報整備事業

協議会名(事務局)

尾瀬総合学術調査推進協議会(群馬県)

構成員

第4次尾瀬総合学術調査団基礎研究部会、福島県、群馬県、新潟県、東京電力ホールディングス株式会社、公益財団法人尾瀬保護財団

事業実施期間

平成29年度~令和元年度

事業の概要および成果

尾瀬の自然の価値を可視化、公開するとともに、その持続的・順応的な保全管理に向けたモニタリングが可能な体制を構築する。 生物種の目録調査等から生態系変動とその問題点を把握する。さらに、ニホンジカによる植生生態系への影響を把握し、その復元方策を明示する。 尾瀬ヶ原の学術調査結果は、社会へ還元し、学術的貢献につなげる。


83 「渡良瀬遊水地第2調節地」外来種対策・普及啓発・環境教育促進事業

協議会名(事務局)

「渡良瀬遊水地第2調節池」外来種対策・普及啓発・環境教育促進協議会(栃木県小山市)

構成員

ラムサール湿地ネットわたらせ、日本野鳥の会栃木、渡良瀬遊水地を守る利根川流域住民協議会、わたらせ未来基金、ふゆみずたんぼ実験田推進協議会、コウノトリ・トキの舞うふるさと おやま をめざす会、渡良瀬遊水地エコツーリズムガイド協会

事業実施期間

平成29年度~令和元年度

事業の概要および成果

ラムサール条約湿地「渡良瀬遊水地」の第2調節池内において湿地の保全活動(ヤナギやセイタカアワダチソウなど湿地の希少植物の生育に悪影響を与える植物の除去作業)や外来魚駆除を実施するほか、環境教育や自然環境等の普及啓発の主体となる渡良瀬遊水地ガイドの育成を推進する。


84 立山地区生物多様性・環境保全推進支援事業

協議会名(事務局)

立山黒部環境保全協会立山支部(富山県立山町)

構成員

立山黒部貫光株式会社、関西電力株式会社、立山山荘協同組合、立山貫光ターミナル株式会社、富山県道路公社、公立学校共済組合立山保養所、国民宿舎天望立山荘、立山町観光協会、富山県、立山町

事業実施期間

平成29年度~30年度

事業の概要および成果

ラムサール条約湿地に登録された弥陀ヶ原・大日平を含む中部山岳国立公園には、「黒部ダム」「雪の大谷」「立山黒部アルペンルート」等へ年間約100万人の観光客や登山客が訪れ、国際山岳観光地として高い評価を得ている。 一方、これまで当地区に生育していなかった外来植物の侵入が確認されており、良好な自然環境を将来世代に継承するため、 ①自然環境保全の知識と技術を兼ね備え、保全活動に自主的に取り組む人材の育成 ②既存外来植物の除去・新規外来植物の侵入予防 等の取り組みを実施。


85 ハチ高原ウスイロヒョウモンモドキの保全再生事業

  • 高丸山稜線平原部にシカ柵(500m)を設置し、オミナエシを移植したもの

    高丸山稜線平原部にシカ柵(500m)を設置し、オミナエシを移植したもの

協議会名(事務局)

高丸山ウスイロヒョウモンモドキ保全再生協議会(兵庫県)

構成員

兵庫県(但馬県民局地域政策室環境課)、養父市(産業環境部環境推進課)、香美町(観光商工課)、兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会、尼崎市立美方高原自然の家、特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会、関係地域住民(養父市大久保区、香美町新屋区)

事業実施期間

平成29年度~令和元年度

事業の概要および成果

ハチ高原高丸山周辺では、ウスイロヒョウモンモドキが近年激減したが、その原因が、幼虫の食草オミナエシや成虫の吸蜜植物がシカによる食害によって激減したことによるため、大規模なシカ柵設置による保護ゾーンを設置し(7カ所、全周約2,000m)、草刈りの定期実施とオミナエシ等の移植によりウスイロヒョウモンモドキが定着しやすい環境をつくる。併せて近くに位置する大規模アウトドア施設(とちのき村)を活用し、都市部との交流促進・環境教育・普及啓発を行う。

86 明石・神戸アカミミガメ対策事業

協議会名(事務局)

明石・神戸アカミミガメ対策協議会(兵庫県明石市)

構成員

明石市、神戸市、兵庫県、明石市ミドリガメ対策アドバイザー(亀崎直樹氏・岡山理科大学教授)、神戸市立須磨海浜水族園、兵庫・水辺ネットワーク、株式会社自然回復、いなみ野ため池ミュージアム運営協議会、エコウイングあかし

事業実施期間

平成29年度~令和元年度

事業の概要および成果

市域を超える水系について効率的・効果的に防除を行うためには、明石市及び神戸市が連携して、広域的に取り組む必要があることが認識できたため、両市のため池・河川において一体的に防除調査を実施する。 本事業を通じて、明石市及び神戸市での外来種の大量繁殖を防止するとともに、市民へ外来種対策の必要性や手法の啓発、他の自治体等に対する防除管理手法についての情報提供等を行い、もって在来の生態系の保全・保護を目指す。


87 琵琶湖外来水生植物管理対策事業

協議会名(事務局)

琵琶湖外来水生植物対策協議会(滋賀県)

構成員

認定NPO法人びわこ豊穣の郷、玉津小津漁業協同組合、赤野井湾再生プロジェクト、近江ウェットランド研究会、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)、公立大学法人滋賀県立大学環境科学部、能登川漁業協同組合、大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、野洲市、高島市、東近江市、米原市、滋賀県 琵琶湖環境部琵琶湖政策課、琵琶湖環境部下水道課、琵琶湖環境部自然環境保全課、農政水産部水産課、土木交通部流域政策局河川・港湾室、琵琶湖環境科学研究センター

事業実施期間

平成29年度~令和元年度

事業の概要および成果

琵琶湖固有の水辺環境と貴重な生物の生息・生育環境の回復・再生を目的とし、近年急速に分布拡大しているオオバナミズキンバイ等の外来水生植物について、当該地域個体の根絶と他地域への拡散防止を目指して防除と巡回・監視を実施。オオバナミズキンバイの生態解明を行うとともに、効果的・効率的な防除手法を検討。


88 肥前鹿島干潟アゲマキガイ生息調査事業

協議会名(事務局)

鹿島市ラムサール条約推進協議会(佐賀県鹿島市)

構成員

鹿島市ラムサール条約推進室、鹿島市区長会、北鹿島振興協議会、国立大学法人佐賀大学(低平地沿岸海域研究センター)、佐賀県有明海漁業協同組合鹿島市支所、まえうみ市民の会、水の会

事業実施期間

平成29年度~令和元年度

事業の概要および成果

平成27年にラムサール条約湿地に登録された肥前鹿島干潟において、地域の特産物であったアゲマキガイが生息できる干潟環境を保全・再生することを目的として、現在の生息状況の把握を行うための底生生物調査を実施。また、底質調査により干潟環境の基礎データを収集し、生息環境の改善を検討する。取り組みを通じて、干潟の生物多様性について市民の理解を深める。


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