長期的な水生生物の生息状況と水生生物からみた水質汚濁状況のモニタリング。

本報告書は、横浜港の水質、底質汚濁の現状、汚濁機構についての調査研究結果をまとめたもので、「横浜港の自然環境と社会環境」、「水質編」、「底質編」から成り立っている。

この調査は、地域環境の総合的な指標となる「スギの樹形」を調べ、その記録を残し、さらに経時的な変化を調べることによって、横浜市域の環境をモニタリングすることを目的とする(スギ樹形調査）。コケは地域の環境の環境指標として、他の植物より敏感にその生育形態が変化することがウメノキゴケと大気汚染の関連などを始めとし、これまでにも多くの事例が報告されている。そこで...

この報告書は、魚の死亡原因を究明するために、現地調査からの死因の推定法や生物学的手法による毒物の検索、そして理化学的手法による毒物検索の系統的フロー図を作成するなど、これまでの調査・研究をとりまとめたものです。

横浜市の陸域における生物相・生態系の調査に基づき、市内48地点の食物連鎖模式図を作成した。

横浜市の陸域における生物相・生態系の把握。横浜市の地域環境を総合的にあらわす生物指標の作成。開発等にともなう自然環境改変に対する生物相・生態系の保全手法の検討。生物種を利用した環境モニタリング手法の検討。

この「自然環境ワークシート」は、都市自然活用システム研究の一環をなすものであり、都市自然を魅力化する方法とともに、市民の方々に自然とのふれあいを近めていただく方法のモデルとして作成したものです。市民の方々が専門的知識がなくても、手軽に都市自然や都市に生きている生物について理解を深めていただくために、これまでの自然観察会で使用した手引書やプリントなどを整...

トンボ生息環境の保全や再整備を軌道にのせてゆくには、その保全や再整備の手法についての体系化、マニュアル化が必要である。本調査は、そのような意図のもとに、「都市自然活用システムに関する研究」の一環として主に実施してきたものである。本調査は、本格的マニュアルづくりの第一段階として、主に既存のトンボの生態や生息環境についての知見から、専門家にそれぞれの責任に...

「都市自然の保全・創造の生態学的研究」は水辺の生物群集に影響を及ぼす環境要因を明らかにすることを目的とし、自然の生態系が維持されている円海山地区と、環境変化が急激に進んでいる港北ニュータウン地区をモデル地区として、昭和56年度から63年度まで行った。本報告書は61年度から63年度までの研究結果をとりまとめ、港北ニュータウン地区については全研究機関のとり...

平凡ではあるが、身近で親しみやすい横浜の自然の姿を多少でも明らかにし、環境の変化が及ぼす生物への影響(特に都市化による生物相の影響)や生物どうしのつながりなどをとらえ、より良い自然環境保全のための基礎資料を得る

クリプト藻、黄金色藻、ラフィド藻、ハプト藻、プラシノ藻、緑藻の6鋼の微細藻類を対象に横浜市沿岸域に出現する種を記録。調査結果は、将来の東京湾全域の総合的な調査研究のための基礎資料となることが期待される。

昭和62年度の横浜市沿岸に生育する、動植物のプランクトンの種類数および現存量の大要を把握する。

横浜市沿岸域の海藻植生について、どんな海藻がどの季節に生育するのかという基礎的な資料作り。

横浜港侵漬域の付着動物相の現状を把握する基礎資料とし、前回の調査結果との比較により水域環境の検討。

横浜市の海岸環境を理解するために横浜市ならびにその近隣の海岸生物の生息状況を明らかにする。

横浜市沿岸域の海岸動物相の現況の概略・経年変化等を知る上での基礎資料を充実させること

底生動物相の現況、前回昭和59年度調査からの遷移、汚濁・冨栄養化の影響および底生動物相による汚濁状況の把握。

横浜市沿岸域に生息する海産魚類相の現況と年次変化、環境変化との関連、底生生物資源と食性の関連などについての調査。

横浜市内河川の付着藻類の生物相調査

横浜市内河川に生育する沈水顕花植物の植物相およびその分布を明らかにする。昭和61年の報告と比較し、その変化を明らかにする。