湖沼調査(ガンカモ類)

トピックス

調査項目と内容

現地調査主体:研究者、市民団体や個人

■調査者・専門家へのインタビュー

湖沼に飛来するハクチョウ、ガン、カモ、カイツブリ、バンの仲間を対象種として、春と秋の渡り時期及び、冬の越冬時期に個体数のカウントを行っています。

調査項目 調査内容 調査頻度 調査結果の概要
個体数 ハクチョウ類
ガン類
カモ類
カイツブリ類
バン類
※一部のサイトで、ハクチョウについて成鳥・幼鳥別にカウント
秋期(9~11月)
冬期(12~1月)
春期(2~5月)
の各期に1回以上
ガン類やハクチョウ類、一部のカモ類が増加
気候変動により越冬地が北上
湖沼調査(ガンカモ類)の調査項目1
湖沼調査(ガンカモ類)の調査項目2

■詳しくは調査マニュアルをご覧下さい。

分かってきたこと

ガンカモ類の分類群による増減傾向の違い

ガンカモ類では分類群による増減傾向の違いがありました。増加している種にはガン類やハクチョウ類のような大型の種と、マガモ属のカモ類及びトモエガモ等が含まれました。
特にカモ類のトモエガモは、絶滅の危険が増大している種(環境省レッドリスト2020絶滅危惧Ⅱ類)とされていますが、調査開始時から10 倍に増加していました。また、減少している種には、ヒドリガモ属及びスズガモ属の複数の種が含まれていました。同じ属内のカモ類がそろって減少していることには、それぞれの属に共通する理由があるのかもしれません。

シジュウカラガンの1地点における最大個体数の経年変化のグラフ

トモエガモ(左図)とキンクロハジロ(右図)の個体数の全国的な変化

濃い色の線は全国のサイトの記録個体数から推定した平均値を示し、薄い色の部分はその推定幅(95%信頼区間)を示す。
トモエガモの群れ(撮影:長島充)、キンクロハジロ(撮影:バードリサーチ)

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■その他分かってきたことは、分かってきたこと一覧をご参照下さい。

施策への活用

  • ・ラムサール条約湿地指定の検討(葛西臨海公園)
  • ・鳥獣保護区の見直し・検討(葛西沖三枚州)
  • ・都道府県レッドリスト(1都道府県)
  • ・環境省レッドリスト(ツクシガモ)
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  • ■詳しくは施策への活用一覧をご参照下さい。

調査結果へのリンク