シギ・チドリ類調査

トピックス

調査項目と内容

現地調査主体:研究者、市民団体や個人

■調査者・専門家へのインタビュー

調査項目 調査内容 調査頻度 調査結果の概要
個体数 シギ・チドリ類
ズグロカモメ
ヘラサギ
クロツラヘラサギ
ツクシガモ
の目視調査
春期(4~5月)秋期(8~9月)冬期(12~2月)の各期に、コアサイトは各期に3回以上、一般サイトは各期に1回以上調査を実施 調査対象種の個体数の増減傾向の把握

■詳しくはマニュアル・動画マニュアルをご覧下さい。

分かってきたこと

シギ・チドリ類の減少が確認されました

シギ・チドリ類調査では、モニタリングサイト1000の前身の調査(2000~2003年)を含む18年間の調査結果から、国内のシギ・チドリ類の最大個体数は、春期(4-5月)、秋期(8-9月)、冬期(12-2月)ともに2000年時点から40%前後減少していることがわかりました。また、種別にみると、3期いずれも減少しているのは3種、1期以上で減少傾向が見られた種は調査対象の49種のうちの24種におよびます。

シギ・チドリ類の最大個体数の経年変化のグラフ

図. シギ・チドリ類の最大個体数の経年変化
濃い色の線は全国のサイトの平均値を示し、薄い色の部分はその推定幅を示します。

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■その他分かってきたことは、分かってきたこと一覧をご参照下さい。

施策への活用

  • ・地域環境基本計画への活用(1市町村)
  • ・生物多様性地域戦略への活用(1都道府県、1市町村)
  • ・ラムサール条約湿地指定の検討(与那覇湾、荒尾干潟及び東よか干潟)
  • ・鳥獣保護区の見直し・検討(1都道府県)
  • ・都道府県レッドリスト(1都道府県)
  • ・環境省レッドリスト (オオソリハシシギ、シロチドリ、タカブシギ、タマシギ、ツルシギ、ハマシギ(VU)、ケリ(DD))
  • ・東アジアオーストラリアフライウェイパートナーシップ湿地への登録(荒尾干潟)
  • ・瀬戸内海環境保全基本計画等の進捗把握用指標
  • ・渡り鳥等保護条約会議への情報提供
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  • ■詳しくは施策への活用一覧をご参照下さい。

調査結果へのリンク