調査項目と内容
現地調査主体:研究者
| <干潟> |
調査内容 |
調査頻度 |
調査結果の概要 |
| 底生動物調査 |
方形枠内及びその周辺の底生動物の記録 |
毎年(5年に1度詳細調査) |
底生動物の群集構造の把握や外来種(サキグロタマツメタ等)の侵入を検出。 |
■詳しくはマニュアル・動画マニュアルをご参照下さい。
分かってきたこと
地震で減った干潟の生きものは戻ってきたのか
福島県松川浦の干潟では、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震にともなう津波によって一度はカニや貝、ゴカイなどの干潟にすむ生きものの個体数や種類が激減しましたが、それらは年々少しずつ増加してきています。これは、外洋から幼生(ようせい)※が順調に供給されたためと考えられます。一方で、地震前後では干潟で見られる動物の種類や個体数が異なっており、地震前とは全く同じ状態ではないこともわかりました。
※幼生:成体へと成長するまでにとる、成体とは異なる体形のこと。
図1(左). 表在性動物の密度の変遷(定量調査)最優占種であるマツカワウラカワザンショウを除いて表示した。
図2(右). 埋在性動物の密度の変遷(定量調査)
■その他分かってきたことは、分かってきたこと一覧をご参照下さい。