定点調査(シギ・チドリ類,コアジサシ)
■ 調査の背景
シギ・チドリ類、コアジサシを対象に含む定点調査は、昭和42年度に「鳥獣保護事業基本調査」として開始された。当初は、全国規模で陸鳥・水鳥・狩猟鳥などを対象に調査されたが、昭和63年度以降は、主としてシギ・チドリ類の主な渡来地、コアジサシの主な繁殖地について調査されてきた。
平成16年度からは、シギ・チドリ類が干潟の生態系の指標種としてモニタリングサイト1000の位置づけで調査されているが、河川敷や埋立地などにも広く生息するコアジサシ・シロチドリ・コチドリの3種については、引き続き定点調査を実施している。
■ 目的
シギ・チドリ類の全国における生息状況を明らかにし、湿地の保全や鳥獣保護区の設定等の基準となる基礎資料を収集すること。また、全国に渡来するコアジサシなどの繁殖地の状況を調べ、主要な繁殖地とその現況を把握し、保護を考える上での基礎資料を収集することを目的とする。
■ 内容
〈シギ・チドリ類定点調査〉
シギ・チドリ類の生息可能な海岸や河口部の干潟、水田、湿地、河川など、全国における主な渡来地を前年度までの調査結果から割り出し、春と秋の2回で個体数調査を実施している。
〈コアジサシ定点調査〉
コアジサシ・シロチドリ・コチドリの3種を対象に調査を実施している。3種の生息可能な埋立地や河川敷、砂浜などのうち、繁殖が確認されている地点において、巣数や雛数、成鳥数を数える現地調査を実施している。
■ 調査結果
(本ページの見方とPDF形式)
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