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第26回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC26)を開催

 令和5(2023)年11月2日(木)・3日(金・祝)に第26回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC26)を、兵庫県立人と自然の博物館をホスト機関として兵庫県三田市で開催しました。 NORNAC26はNORNAC25に引き続き、会場とオンラインのハイブリッドにて実施しました。

 1日目の連絡会議には、NORNAC構成機関55機関の内27機関の参加がありました。国立環境研究所より、「日本生物多様性センター観測ネットワーク(JBON)について」「生物季節モニタリングの調査員募集について」、 環境省外来生物対策室より、「アメリカザリガニ・アカミミガメに関する規制の開始と普及啓発の協力依頼」について、また、事務局の環境省生物多様性センターより、「生物多様性情報の整備と発信のガイドラインについて」 「生物多様性クリアリングハウスメカニズム(CHM)へのメタデータ登録に関する協力のお願い」について発表・情報共有がありました。 連絡会議終了後は、2022年10月にオープンした人と自然の博物館の新収蔵庫棟「コレクショナリウム」にて エクスカーションが行われました。

 2日目の調査研究・活動事例発表会では、合計18件の口頭発表・ポスター発表が行われました。 ハイブリッドで開催した口頭発表には、会場・オンラインともにNORNAC構成機関や一般の方々の多くの参加があり、会場のみで行われたポスター発表とともに積極的な質疑がありました。

 公開シンポジウム「地域の生物多様性を守る・活かす新しい社会の仕組み~ローカルの動きが世界を変える~」では、橋本禅氏(東京大学大学院 准教授)から「世界はどのように生物多様性の保全と持続可能な社会をつくろうとしているか? 生物多様性条約COP15、IPBESから分かること」と題して、ネイチャーポジティブやミレニアム生態系評価の概念、IPBESの活動などについてご紹介いただき、 福井俊介氏(環境省自然環境計画課 係長)から 「日本の生物多様性を未来につなぐ~新しい生物多様性国家戦略のポイント~」と題して、生物多様性国家戦略2023-2030や自然共生サイト、ネイチャーポジティブ経済などについて紹介がありました。 また、「多様なステークホルダーをつないで身近な自然を守る・活かす~OECMに期待されること~」と題したパネルディスカッション(コーディネーター:三橋弘宗氏(人と自然の博物館 主任研究員・兵庫県立大学 講師))を行いました。 佐藤真行氏(神戸大学大学院 教授)、土田真奈見氏(エスペック株式会社 環境管理部長)、兵藤未希氏(豊岡市 コウノトリ共生係長)、松尾章史氏(NPO法人ホールアース自然学校 自然共生室長)、 高橋啓介氏(環境省生物多様性センター センター長)による、活発な議論が交わされました。

 次回の第27回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC27)は、令和6(2024)年に神奈川県立生命の星・地球博物館をホスト機関として開催する予定(日程未定)です。来年も奮ってご参加ください!

調査研究・活動事例発表会及び公開シンポジウム 要旨集はこちら (PDFファイル 2MB)をご覧下さい。


1_連絡会議

2_ポスター発表

3_口頭発表・公開シンポジウム

4_パネルディスカッション
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