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里地・里山
生態系「里地・里山」
生態系「里地・里山」

 里地里山の生態系は、森林や水田、ため池といった多様な環境が入り交じった複雑な環境で、農業・林業など、様々な人間の働きかけを通じて環境が形成されています。そのため、里地里山はわが国の多様な生物相を支える重要な役割を果たしているとともに、人間の生活・生産活動の場としても重要です。
 しかし、昭和30年以降、生活や農林業の近代化に伴い二次林や農地の手入れ・利用がなされなくなり、地域特有の多様な生物の生息・生育環境の質が低下しつつあります。

 モニタリングサイト1000では、全国18ヶ所のコアサイトと約170ヶ所の一般サイトで、市民を主体とした調査を行っております。長期間に渡りモニタリングを継続するコアサイトでは、植物相、鳥類、水環境、中・大型ほ乳類、カヤネズミ、カエル類、チョウ類、ホタル類、人為的インパクト(相関植生図)の9つの調査のうちなるべく多くの調査を継続して行うこととしており、5年に1度サイトを更新する一般サイトでは、9つの調査のうち少なくとも1つ以上の調査を行うこととしています。

調査項目と内容
1.植物相調査

 調査ルート上で確認された植物の種名と有性繁殖器官(つぼみ・花・実・胞子)を記録しています。対象となる植物は草本植物(種子植物とシダ植物)全てです。

2.鳥類調査

 繁殖期と越冬期に調査ルートを一定の速度で歩いて、半径50m以内で確認された鳥類の種名・個体数を記録しています。

3.水環境調査

 水温、水位(任意)、流量、透明度、水色、pHを記録しています。

4.中・大型哺乳類調査

 赤外線センサー付き自動撮影カメラを森林内のけもの道など哺乳類が通過していると思われる場所に設置し、写真に写った中・大型哺乳類を同定・記録しています。

5.カヤネズミ調査

 カヤネズミの営巣しそうな背丈の高いイネ科・カヤツリグサ科の植物群落の位置と輪郭を地図に記録し、各調査区画の環境条件(植物の優占種、おおよその面積階級、土地利用、カヤ原の管理状況、人工物の有無)と巣の有無を記録しています。

6.カエル類調査

 アカガエル類(主にニホンアカガエル・ヤマアカガエル・エゾアカガエル)の新しい卵塊の数を全て記録しています。

7.チョウ類調査

 調査ルートを一定の速度で歩き、ルートの左右・前方、情報それぞれ約5mの範囲で確認されたチョウ類の種名と種毎の個体数を区間毎に記録しています。

チョウ類調査
8.ホタル類調査

 ゲンジボタルとヘイケボタルの成虫のその年の最大発生数を記録しています。

9.人為的インパクト調査

 空中写真や過去の植生図を参考にしながら地図の植生タイプの境界線を描き、現地踏査の結果も踏まえて相関植生図を作成しています。

 各調査項目の詳しい調査方法については、モニタリングサイト1000調査マニュアルのウェブページに掲載されている里地調査マニュアルをご参照ください。

調査結果へのリンク
■報告書
■データファイル
■速報
環境省生物多様性センター
〒 403-0005 山梨県富士吉田市上吉田剣丸尾5597-1
Tel:0555-72-6033
mot@biodic.go.jp
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