平成26年度東北地方太平洋沿岸地域生態系監視調査報告書

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メタデータのファイル識別子 touhoku_2014_seitaikei_kanshi
題名 平成26年度東北地方太平洋沿岸地域生態系監視調査報告書
公開日 2015年03月20日
管理者情報/管理者個人名
管理者情報/管理者組織名 環境省生物多様性センター調査科
管理者情報/管理者職務名
管理者情報/責任者職務コード 003
管理者情報/国 日本
管理者情報/郵便番号 403-0005
管理者情報/都道府県 山梨県
管理者情報/市区町村 富士吉田市
管理者情報/所在地 上吉田剣丸尾5597-1
管理者情報/電話番号 0555-72-6031
管理者情報/ファックス番号 0555-72-6035
管理者情報/電子メールアドレス biodic_webmaster@env.go.jp
管理者情報/案内時間 9:00-17:00
管理者情報/問い合わせの手引き 土曜、日曜、祭日は休業
オンライン情報源のURL
地表の範囲名称 青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県
西側境界経度 139.69411111
東側境界経度 142.07222222
北側境界経度 41.54644444
南側境界経度 34.89980555
時間範囲 2014-05-14/2015-03-20
解像度コード 003
データセット言語コード ja, en
データセットの文字符号集合 N/A
要約 2011 年3月11 日に発生した東北地方太平洋沖地震及びそれに伴う津波(以降、東日本大震災という)は、東北地方太平洋沿岸を中心とする地域の自然環境、生活環境、社会環境に極めて大きな影響を与えた。本調査では、東日本大震災による自然環境への影響が特に顕著であった東北地方太平洋沿岸地域等において、干潟、アマモ場、藻場、海鳥の調査を行うとともに、地震等による自然環境等への影響を把握することを目的とした。 調査結果 (1) 干潟調査 干潟では、16つのサイトにおいて、定量調査及び定性調査により底生動物の個体数及び出現の有無を記録した。一部のサイトでは、震災以前に確認されていた種が、依然として確認できないサイトがあるものの、全体的には、震災直後に比べると、年々干潟環境は安定してきており、各サイトの干潟に出現するベントスの種数が増えてきていることがわかった。また、各サイトの干潟では、出現種の回復は進んでいるが、個体数密度は低い状態が続いているサイトが多く、回復にはまだ時間がかかると考えられた。 (2) アマモ場調査 アマモ場では、各サイト(山田湾、広田湾、万石浦、松島湾)の岸側と沖側に調査地点を設定し、方形枠に出現する海草種及び被度を記録した(万石浦を除く)。震災前の第7回基礎調査(藻場調査)と比べると、一部のサイトを除いて調査サイトのアマモ類は全体的に減少しており、アマモ類の密度が低い状態が継続していた。一方で、若干ではあるがアマモ類の回復傾向もみられた(例えば、松島湾)。今後は、回復状況を把握するためにも継続して調査を実施する必要があると考えられる。 (3) 藻場調査 藻場では、山田湾、女川湾、北茨城市地先沿岸(五浦)、那珂湊地先沿岸(大洗)において方形枠及びライン調査を行い、出現する海藻種及び被度を記録した。各サイトの結果から、一部のサイトでは、震災後、減少傾向の場所もあったが、全体的にみると、概ね藻場群落は回復している状況であった。ただし、周辺環境の状況によっては、今後、藻場群落が変化する可能性もある。 (4) 海鳥調査 海鳥調査では、蕪島、日出島、三貫島、足島において、営巣面積と巣穴密度からの繁殖数の推定を行った。各サイトの結果から、地震及び津波による海鳥類への直接的な影響については不明であった。ただし、各サイトにおいて、土壌流出、植生の変化等が観察されている。この土壌流出や植生の変化等は、今後、海鳥類の繁殖を妨げる可能性もあることから、引き続き生息環境の状況も含め、継続的な調査を行っていく必要があると考えられた。
主題 東北地方、太平洋沿岸、東日本大震災、地震、津波、生態系、モニタリング、干潟、藻場、アマモ場、海鳥
キーワード 干潟、アマモ場、藻場、海鳥繁殖地、三陸海岸、仙台湾、宮古湾、津軽石川、山田湾、織笠川、鵜住居川、万石浦、広田湾、小友浦、松島湾、井土浦、鳥の海、松川浦、大槌湾、女川湾、志津川湾、大洗海岸、那珂湊海岸、蕪島、日出島、足島、三貫島、ベントス、ホシムシ、スゴカイイソメ、スナモグリ、イトメ、アリアケモドキ、アシハラガニ、イボウミニナ、マツシマカワザンショウ、ユウシオガイ、ツバサゴカイ、ニホンスナモグリ、アマモ、スゲアマモ、タチアマモ、アラメ、ワカメ、コンブ、ガラモ、ウミネコ、オオミズナギドリ、ウミツバメ類
アクセスの制約 グリーン復興プロジェクトしおかぜ自然環境ログ-東日本大震災による自然環境の変化を記録・共有するためのサイト-ホームページ(http://www.shiokaze.biodic.go.jp/)から提供されています。
使用の制約 生物多様性センターのホームページにある成果物の取り扱いについて(http://www.biodic.go.jp/kiso/kiso_attention.html)に準じて利用下さい。申請手続き等が必要な場合があります。
空間表現型コード 001,004
フォーマット名 pdf, xls, csv
配布に使用するメディア オンライン
メタデータの言語コード ja
メタデータの日付 2015年03月20日