都市域における林内雨・樹幹流(1) -樹木内外雨の成分組成と年間降下量(横浜市環境科学研究所報 第17号)

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メタデータのファイル識別子 gxyh_yokohama_BD_446
題名 都市域における林内雨・樹幹流(1) -樹木内外雨の成分組成と年間降下量(横浜市環境科学研究所報 第17号)
公開日 1993年03月01日
管理者情報/管理者個人名
管理者情報/管理者組織名 横浜市環境創造局環境科学研究所
管理者情報/管理者職務名
管理者情報/責任者職務コード 003
管理者情報/国 日本
管理者情報/郵便番号 221-0024
管理者情報/都道府県 神奈川県
管理者情報/市区町村 横浜市
管理者情報/所在地 神奈川区恵比須町1番地 澁澤ABCビルディング1号館5階
管理者情報/電話番号 045-453-2550
管理者情報/ファックス番号 045-453-2560
管理者情報/電子メールアドレス ks-kanken@city.yokohama.jp
管理者情報/案内時間 9:00-17:00
管理者情報/問い合わせの手引き 土日祝日休業
オンライン情報源のURL https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/shiryo/syohou.html
地表の範囲名称 神奈川県-横浜市
西側境界経度 139.464783
東側境界経度 139.725328
北側境界経度 35.592661
南側境界経度 35.312502
時間範囲
解像度コード
データセット言語コード ja
データセットの文字符号集合 N/A
要約 酸性雨・酸性降下物による森林への影響を調査するため、1991年3月~1992年4月までの約1年間、横浜市磯子区滝頭で、ヒノキを対象樹木として、樹木内外の降下物、樹幹流を採取し、森林汚濁の発生メカニズムの解明、森林土壌へのNO₃⁻, SO₄²⁻ 等の負荷量を調べた。また、他地域で実施された調査結果との比較も行った。その結果、次の事がわかった。(1) ヒノキの樹幹流のpHは3.94と林外雨の4.77に比べ著しく低く、林内雨5.06と逆に林外雨より高かった。(2) 成分濃度はECを含めすべて樹幹流>林内雨>林外雨の順に高かった。林外雨を基準にして樹幹流、林内雨を比較すると、樹幹流、林内雨ともに、他の成分に比べK⁺ が著しく高い特徴を示し、樹木からの溶脱があることが推測された。 (3) 樹幹流の成分濃度は流出初期に高く、流水量が多くなると林外雨に近い濃度となった。このことから、樹木に吸着、沈着している汚染物質は降水初期にその多くが除かれ、降水量が多い場合はほぼ完全に除去されるが、降水量が少ない場合は、枝葉や幹に保持されたまま、次回の雨まで残存すると考えられた。 (4) 樹木内の各成分の年降下量は林外雨に比べ、K⁺ が49倍と特に多く、その他もH⁺ を除き4~7倍と多く、樹木内の土壌は各成分の負荷が非常に大きいことがわかった。 (5)NO₃⁻ /SO₄²⁻ の比は林外雨0.51に対し、樹幹流0.72、林内雨0.84と樹木内での比が大きかった。また、その季節変化は林内雨、樹幹流は春から夏にかけて大きく秋から冬に小さくなる傾向だったが、林外雨は、1年を通じその値が小さいままだった。 (6) 他地域で実施されたヒノキの樹幹流と横浜(磯子)を比較すると、樹幹流の濃度は横浜>筑波>静岡(秋葉山)の順に高く、NO₃⁻/SO₄²⁻ 比も横浜(0.72)>筑波(0.44) >静岡(0.22)の順に大きかった。このことから、都市域の樹木は山間部・田園地域に比べ汚染されており、NO₃⁻/SO₄²⁻ 比は特に都市域で大きいことがわかった。
主題
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空間表現型コード
フォーマット名
配布に使用するメディア
メタデータの言語コード ja
メタデータの日付 2020年01月31日