魚類へい死原因究明のための研究II -コイの溶存酸素低下と水温上昇時における血液性状の変化-(横浜市環境科学研究所報 第16号)

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メタデータのファイル識別子 gxyh_yokohama_BD_440
題名 魚類へい死原因究明のための研究II -コイの溶存酸素低下と水温上昇時における血液性状の変化-(横浜市環境科学研究所報 第16号)
公開日 1992年03月01日
管理者情報/管理者個人名
管理者情報/管理者組織名 横浜市環境創造局環境科学研究所
管理者情報/管理者職務名
管理者情報/責任者職務コード 003
管理者情報/国 日本
管理者情報/郵便番号 221-0024
管理者情報/都道府県 神奈川県
管理者情報/市区町村 横浜市
管理者情報/所在地 神奈川区恵比須町1番地 澁澤ABCビルディング1号館5階
管理者情報/電話番号 045-453-2550
管理者情報/ファックス番号 045-453-2560
管理者情報/電子メールアドレス ks-kanken@city.yokohama.jp
管理者情報/案内時間 9:00-17:00
管理者情報/問い合わせの手引き 土日祝日休業
オンライン情報源のURL https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/shiryo/syohou.html
地表の範囲名称 神奈川県-横浜市
西側境界経度 139.464783
東側境界経度 139.725328
北側境界経度 35.592661
南側境界経度 35.312502
時間範囲
解像度コード
データセット言語コード ja
データセットの文字符号集合 N/A
要約 前報では、室内に設置した流水式の実験装置を用い溶存酸素の低下速度を変化させて魚体の生理状態を検討した。今回は、さらに水温変化を加えて死亡に至るまでの機序を明らかにするために行った。実験条件は、溶存酸素の低下速度を高めるのと同時に水温の上昇速度を変化させた、実験IV、実験V、実験VI、また水温だけを変化させた実験VIIの4区とした。 行動観察は、溶存酸素濃度が0.5mg/ℓ前後に達する初期時間で、鼻上げ行動が出現する。死亡魚は、0.5mg/ℓ以下の低酸素状態の持続のもとで、水温の上昇速度が約4℃/時間、10℃の温度差で出現する。水温変化だけの区は15℃の温度差で横転魚が出現した。血液性状は、ヘマトクリット値とMCVが初期に高値を示し、その後低下した。ヘモグロビン量、MCHC、MCHは初期より低下していった。血漿成分のグルコース量は、初期に高値、その後の低酸素、水温上昇時には低値を示した。他の総タンパク量、総コレステロールも、死亡魚が出現した区で同様な傾向を示した。また無機リン量、カルシウム量、マグネシウム量も同様であった。浸透圧、ナトリウム量はあまり変化がなかった。以上のことから、コイは、短期間で外界の変化に呼応した反応を示し、溶存酸素濃度が0.5mg/ℓ前後の値で鼻上げ行動、その後、10℃以上の水温増加で死亡する。魚体内では、呼吸機能の効率化、物質代謝の回転率の上昇等で対応するが、低酸素の持続時、水温の上昇は恒常性の攪乱を招き、死に至る。鼻上げから死亡魚の出現までの溶存酸素量の差はわずかである。
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フォーマット名
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メタデータの言語コード ja
メタデータの日付 2020年01月31日