平成27年度東北地方太平洋沿岸地域生態系監視調査 調査報告書

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メタデータのファイル識別子 touhoku_2015_seitaikei_kanshi
題名 平成27年度東北地方太平洋沿岸地域生態系監視調査 調査報告書
公開日 2016年03月25日
管理者情報/管理者個人名
管理者情報/管理者組織名 環境省生物多様性センター調査科
管理者情報/管理者職務名
管理者情報/責任者職務コード 003
管理者情報/国 日本
管理者情報/郵便番号 403-0005
管理者情報/都道府県 山梨県
管理者情報/市区町村 富士吉田市
管理者情報/所在地 上吉田剣丸尾5597-1
管理者情報/電話番号 0555-72-6031
管理者情報/ファックス番号 0555-72-6035
管理者情報/電子メールアドレス biodic_webmaster@env.go.jp
管理者情報/案内時間 9:00-17:00
管理者情報/問い合わせの手引き 土曜、日曜、祭日は休業
オンライン情報源のURL
地表の範囲名称 森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県
西側境界経度 139.69411111
東側境界経度 142.07222222
北側境界経度 41.54644444
南側境界経度 34.89980555
時間範囲 2015-05-14/2016-03-25
解像度コード 003
データセット言語コード ja,en
データセットの文字符号集合 N/A
要約 2011 年3月11 日に発生した東北地方太平洋沖地震及びそれに伴う津波(以降、東日本大震災という)は、東北地方太平洋沿岸を中心とする地域の自然環境、生活環境、社会環境に極めて大きな影響を与えた。本調査では、東日本大震災による自然環境への影響が特に顕著であった東北地方太平洋沿岸地域等において、干潟、アマモ場、藻場、海鳥の調査を行うとともに、地震等による自然環境等への影響を把握することを目的とした。 (1) 干潟調査 干潟では、今年度、18サイトにおいて定性調査を行い、底生動物の出現の有無を記録した。これまでの調査結果から、震災の影響で、一部を除き、干潟やヨシ原が大きく攪乱されたことに伴い、多くのサイトで干潟面積や出現種数が減少した。ただし、震災直後に干潟面積が大きく減少したものの、2012年時点ではある程度回復しており、2015年時点ではその状況が継続していた。震災以降では、多くのサイトにおいて底生動物の新規加入などにより出現種数が増加してきているが、群集組成は震災前とは異なっているところも見られた。また、平均密度は一部のサイトを除いて震災後(2012年)と同程度または減少の状態が続いているサイトが多く、個体数が震災前と同じ程度に増加するのにはまだ時間がかかると考えられる。 (2) アマモ場調査 アマモ場では、各サイト(山田湾、広田湾、万石浦、松島湾)の岸側と沖側に調査地点を設定し、方形枠に出現する海草種及び被度を記録した(万石浦はライン調査と方形枠調査を実施)。これまでの調査結果から、震災前の第7回基礎調査(藻場調査)と比べると、一部のサイトを除いて調査サイトのアマモ類は全体的に減少しており、アマモ類の平均被度が低い状態が継続していた。一方、若干ではあるがアマモ類が増えている傾向もみられ、震災以降のアマモ場の回復過程の変化はサイトによってばらつきがあった。 (3) 藻場調査 藻場では、今年度、山田湾、女川湾において方形枠及びライン調査を行い、出現する海藻種及び被度を記録した。これまでの調査結果から、震災後、藻場群落の規模が大きく減少したサイトはないものの、種数や種組成は震災前と比べて変化しているサイトがあった。全体的にみると、藻場群落の規模は震災前と同程度か、それ以上の状況となっている。ただし、周辺環境の状況によっては、今後、藻場群落が変化する可能性もある。 (4) 海鳥調査 海鳥調査では、今年度、蕪島、日出島、足島において営巣面積と巣穴密度からの繁殖数の推定を行った。これまでの調査結果から、東日本大震災が発生した時期が海鳥の繁殖時期ではなかったこともあり、地震及び津波による海鳥類への直接的な影響は不明であった。しかし、各サイトにおいて、土壌流出、植生の変化等が観察されており、これらの変化等は、海鳥類の繁殖を妨げる可能性もあることから、引き続き生息環境の状況も含め、継続的な調査を行っていく必要がある。
主題 東北地方、太平洋沿岸、東日本大震災、地震、津波、生態系、モニタリング、干潟、藻場、アマモ場、海鳥
キーワード
アクセスの制約 グリーン復興プロジェクトしおかぜ自然環境ログ-東日本大震災による自然環境の変化を記録・共有するためのサイト-ホームページ(http://www.shiokaze.biodic.go.jp/)から提供されています。
使用の制約 生物多様性センターのホームページにある成果物の取り扱いについて(http://www.biodic.go.jp/kiso/kiso_attention.html)に準じて利用下さい。申請手続き等が必要な場合があります。
空間表現型コード 001,004
フォーマット名 pdf, xls, csv
配布に使用するメディア オンライン
メタデータの言語コード ja
メタデータの日付 2016年03月24日