生き物の「個性」と「つながり」です。
地球上の生きものは、様々な環境に適応して進化し、
3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。
| 生態系の多様性 | 種の多様性 | 遺伝子の多様性 |
|---|---|---|
| 森林、里地里山、河川、湿原、干潟、サンゴ礁などいろいろなタイプの自然があります。 | 動植物から細菌などの微生物にいたるまで、いろいろな生きものがいます。 | 同じ種でも異なる遺伝子を持つことにより、形や模様、生態などに多様な個性があります。 |
森林 |
エゾシカとタンチョウ |
アサリ |
湿原 |
吸蜜するナミアゲハ |
ナミテントウ |
生物多様性のたくさんの恵みによって、
私たち人間を含む生きものの「いのち」と「暮らし」が支えられています。




地球上の種の絶滅のスピードは、化石記録からの推定値の1,000倍(40,000種/年)にも達し、
たくさんの生きものたちが危機に瀕しています。
鑑賞や商業利用のための乱獲・過剰な採取や埋め立てなどの開発によって生息環境を悪化・破壊するなど、人間活動が自然に与える影響は多大です。
二次林や採草地が利用されなくなったことで生態系のバランスが崩れ、里地里山の動植物が絶滅の危機にさらされています。また、シカやイノシシなどの分布拡大も地域の生態系に大きな影響を与えています。
外来種が在来種を捕食したり、生息場所を奪ったり、交雑して遺伝的な攪乱をもたらしたりしています。また、化学物質の中には動植物への毒性をもつものがあり、それらが生態系に影響を与えています。
地球温暖化は国境を越えた大きな課題です。平均気温が1.5〜2.5度上がると、氷が溶け出す時期が早まったり、高山帯が縮小されたり、海面温度が上昇したりすることによって、動植物の20〜30%は絶滅のリスクが高まるといわれています。
上記の3つの危機と地球温暖化による危機を受けて、日本の野生動植物の約3割が絶滅の危機に瀕しています。