平成29年度モニタリングサイト1000 里地調査報告書

追加情報

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メタデータのファイル識別子 moni1000_2017_satochi
題名 平成29年度モニタリングサイト1000 里地調査報告書
公開日 2018年03月24日
管理者情報/管理者個人名
管理者情報/管理者組織名 環境省生物多様性センター生態系監視科
管理者情報/管理者職務名
管理者情報/責任者職務コード 003
管理者情報/国 日本
管理者情報/郵便番号 403-0005
管理者情報/都道府県 山梨県
管理者情報/市区町村 富士吉田市
管理者情報/所在地 上吉田剣丸尾5597-1
管理者情報/電話番号 0555-72-6031
管理者情報/ファックス番号 0555-72-6035
管理者情報/電子メールアドレス biodic_webmaster@env.go.jp
管理者情報/案内時間 9:00-17:00
管理者情報/問い合わせの手引き 土曜、日曜、祭日は休業
オンライン情報源のURL http://www.biodic.go.jp/moni1000/index.html
地表の範囲名称 全国
西側境界経度 122.933611
東側境界経度 153.986389
北側境界経度 45.557778
南側境界経度 20.425278
時間範囲 2006-04-01/2018-03-24
解像度コード 004
データセット言語コード ja
データセットの文字符号集合 shift_jis
要約 モニタリングサイト1000(重要生態系監視地域モニタリング推進事業)は、我が国の代表的な生態系の状態を長期的かつ定量的にモニタリングすることにより、種の増減、種組成の変化等を検出し、適切な自然環境保全施策に資することを目的としている。このうちモニタリングサイト1000里地調査は、里地里山生態系を対象とした事業である。 里地調査では、広大で複雑な環境から構成される里地里山の生態系の変化を把握するため、植物や鳥といった複数の分類群にわたる総合的な調査をそれぞれの地域で活動する「市民」を主体として約200か所の調査地(以下「調査サイト」という。)で実施している。第2期である2008年度から2012年度(平成20~24年度)には、全国193の調査サイトで調査が行われ、第3期(2013~2017年度)もその75%ほどが調査を継続し、2017年度末で192の調査サイトで調査が行われている。本報告書では、2016年までに得られた全調査サイトの約160万件のデータを使って、里地里山の生物多様性を表す指標についての全国的な変化傾向を解析・評価した。 その結果、在来植物の記録種数やチョウ類全種合計の記録個体数の減少傾向が示唆され、里山の普通種として最もよく見かけることができるウグイス・ヒヨドリ・メジロといった留鳥の記録個体数が減少している可能性が示された。また、ノウサギ・テンといった哺乳類やヤマアカガエル、ゲンジボタル、ヘイケボタルといった里山の湿地環境を特徴づける指標種の記録個体数の減少傾向が示唆され、特にノウサギは、撮影個体数が年1割減少するなど、急速に減少している可能性が示唆された。その一方で、多くの調査サイトで外来植物の記録種数が増加しているほか、アライグマやガビチョウといった外来種や在来生態系に大きな影響を及ぼすイノシシ・ニホンジカなどの大型哺乳類も、記録個体数の増加や分布の拡大が確認された。 本調査の調査サイトは、通常の里地里山と比較して特に市民による調査活動や保全活動がなされている場所が多いにも関わらず、里山を特徴づける様々な種の個体数や在来種数の減少が生じていることは、里地生態系の生物多様性の喪失が現在も進行していることを示していると言える。本調査の結果を適切な保全施策に結びつけていくには、より詳細に全国規模で生じている変化を把握できるよう調査手法や指標、調査サイト配置を改善していくとともに、各調査サイトの保全に活用しやすいような新たな結果の取りまとめ方法を開発していくことが大切といえる。また、各調査サイトでの調査成果の活用事例や保全再生の成功事例を積極的に収集し、そのノウハウを全国規模で共有していくことが有効な手立てになると考えられる。
主題 モニタリングサイト1000里地調査
キーワード モニタリング、生態系、長期観測、里地里山、植物相、鳥類、中・大型哺乳類、水環境、人為的インパクト、カエル類、チョウ類、カヤネズミ、ホタル類、市民調査
アクセスの制約
使用の制約
空間表現型コード 001
フォーマット名 xlsx、pdf
配布に使用するメディア オンライン
メタデータの言語コード ja
メタデータの日付 2018年03月24日