メタデータのファイル識別子 |
6_rusya |
題名 |
平成7年度 生態系多様性地域調査(ルシャ・テッパンベツ地区)報告書 |
公開日 |
1996年03月01日 |
管理者情報/管理者個人名 |
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管理者情報/管理者組織名 |
環境省自然環境局生物多様性センター |
管理者情報/管理者職務名 |
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管理者情報/責任者職務コード |
003 |
管理者情報/国 |
日本 |
管理者情報/郵便番号 |
403-0005 |
管理者情報/都道府県 |
山梨県 |
管理者情報/市区町村 |
富士吉田市 |
管理者情報/所在地 |
上吉田剣丸尾5597-1 |
管理者情報/電話番号 |
0555-72-6033 |
管理者情報/ファックス番号 |
0555-72-6035 |
管理者情報/電子メールアドレス |
webmaster@biodic.go.jp |
管理者情報/案内時間 |
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管理者情報/問い合わせの手引き |
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オンライン情報源のURL |
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地表の範囲名称 |
北海道 |
西側境界経度 |
139.334444444444 |
東側境界経度 |
148.895 |
北側境界経度 |
45.5577777777778 |
南側境界経度 |
41.3519444444444 |
時間範囲 |
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解像度コード |
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データセット言語コード |
ja |
データセットの文字符号集合 |
N/A |
要約 |
知床国立公園は昭和30年代に、南アルプス、白山、山陰海岸とともに国立公園候補地として審議され、昭和39年6月1日に指定された。当初から「原始的な自然環境の保全」が指定目的として明確に打ち出されており、現在本公園面積38,699haの全てが特別視域に指定され、その約60%が最も規制の厳しい特別保護地区として厳正に保護されている。
しかしながら、昭和60年代前半までは、土地利用、地域産業との調整の下に昭和60年ごろまでは森林施業、伐採が行われていたところであるが、「知床騒動」として全国の耳目を集めた知床国立公園内の国有林伐採問題を経て、国有林当局による「知床森林生態系保護地域」の設定(平成2年)がなされ、公園面積の7割を占める国有林において森林施業の凍結が行われることとなった。
ルシャ・テッパンベツ川流域の特別保護地区4,025haは昭和40年代まで一部で択伐による森林施業が行われていたが、昭和48年には終了し、以来20数年を経過した現在、森林景観は順調に回復しつつあるようにみえる。また、天然のエゾマツ、トドマツの針葉樹をはじめ、ミズナラ、ダケカンバ、ハルニレ等の広葉樹の大径木が残存しており、海岸部から高山帯まで連続した自然植生が見られ、優れた森林生態系が保持されている地域といわれている。
また、シマフクロウ、オジロワシ、クマゲラなどの天然記念物指定鳥類の生息も確認されており、ヒグマの生息密度は知床でも最も高い地域といわれている。
さらに、50〜100メートルの海食断崖が連なる知床半島西岸においては、直接滝となって海に流れ込む河川が多い中、本地域の海岸部は比較的緩傾斜地が広がり、河川勾配の緩やかなルシャ、テッパンベツ両河川へはサケマス科魚類の自然遡上が多く見られるなど、河川生態系も良好に保存されている。
このように本地域は、海岸の波打ち際から半島脊稜部の高山帯・亜高山帯に至るまで連続的に原始性の高い植生環境が残り、また、サケマス類を基盤とする食物連鎖が顕著に見られ、これの頂点に位置するヒグマ、シマフクロウ、オジロワシなどの生息を可能にしており、当該地区は知床半島においても唯一の地域であり、わが国でも極めて貴重で多様な自然生態系地域であるといえよう。
本調査は、わが国の中で自然植生の占める割合が最も高い北海道にあっても、特に生物多様性保全の観点から森林・河川を中心とした良好な自然生態系が維持されているといわれる本地域において、生物の多様性等の現況を調査・整理し、この地域の優れた自然景観と生態系を将来にわたり保全するための基礎的な資料を収集・把握しようとするものである。 |
主題 |
生態系多様性地域調査、ルシャ・テッパンベツ川、知床半島、国立公園、天然記念物、鳥獣保護区、自然公園、保安林 |
キーワード |
エゾマツ、トドマツ、ミズナラ、ダケカンバ、ハルニレ、シマフクロウ、オジロワシ、クマゲラ、ヒグマ、サケマス類 |
アクセスの制約 |
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使用の制約 |
著作権 |
空間表現型コード |
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フォーマット名 |
紙A4/160頁 |
配布に使用するメディア |
紙 |
メタデータの言語コード |
ja |
メタデータの日付 |
2005年03月15日 |