平成23年度モニタリングサイト1000森林・草原調査報告書

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メタデータのファイル識別子 moni1000_2011_shinrin_sogen
題名 平成23年度モニタリングサイト1000森林・草原調査報告書
公開日 2012年03月30日
管理者情報/管理者個人名
管理者情報/管理者組織名 環境省生物多様性センター生態監視科
管理者情報/管理者職務名
管理者情報/責任者職務コード 003
管理者情報/国 日本
管理者情報/郵便番号 403-0005
管理者情報/都道府県 山梨県
管理者情報/市区町村 富士吉田市
管理者情報/所在地 上吉田剣丸尾5597-1
管理者情報/電話番号 0555-72-6031
管理者情報/ファックス番号 0555-72-6035
管理者情報/電子メールアドレス biodic_webmaster@env.go.jp
管理者情報/案内時間 9:00-17:00
管理者情報/問い合わせの手引き 土曜、日曜、祭日は休業
オンライン情報源のURL http://www.biodic.go.jp/moni1000/index.html
地表の範囲名称 全国
西側境界経度 122.9336111
東側境界経度 153.9863889
北側境界経度 45.55777778
南側境界経度 20.42527778
時間範囲 2011-04-01/2012-03-30
解像度コード 003
データセット言語コード ja, en
データセットの文字符号集合 N/A
要約 1.本コアサイト20か所において、原則として毎木調査(樹種、幹の胸高周囲長)、落葉落枝・落下種子調査(落葉等の落下量)、地表徘徊性甲虫調査(地表徘徊性甲虫の種と個体数)、鳥類調査(繁殖期・越冬期で種と個体数)を実施した。準コアサイト10か所において、主に毎木調査及び鳥類調査を実施した。 2.一般サイトでは、鳥類調査(繁殖期・越冬期で種と個体数)を実施した。繁殖期は森林90サイト、草原22サイト、計112サイトで、越冬期は森林68サイト、草原17サイト、計85サイトで調査を実施した。 3.本コアサイト及び準コアサイトにおける毎木調査の結果、調査開始時から2011年度の間で、調査区内の出現種に-4~ 2種の増減があった。秩父ブナ・イヌブナ林では54種中4種が調査区から消失していた。2011年度は、コアサイトの半数近くの調査区で炭素蓄積量が減少した。特に、ナラ枯れが進行している愛知赤津で大きく減少していた。調査開始以降の森林の炭素蓄積量はほとんどの森林で増加する傾向が見られた。森林動態については、調査区全体の死亡率・加入率に大きな変動はなかった。常緑広葉樹及び落葉広葉樹の一部で、年平均気温の低い森林で調査開始以降の新規加入率が高く、死亡率が低い傾向があった。 4.本コアサイト及び一部の準コアサイトにおける落葉落枝・落下種子調査では、2010年度までのデータを集計した結果、ほとんどの調査区で2010年度の年間落葉量・年間落下リター量に大きな変動は見られなかった。しかし、与那においは2010年の夏に多量の落葉・リター落下があり、年間落葉量・年間落下リター量も多くなっていた。落下種子量では2010年度はシイ類が豊作だったサイトが多く、落葉性のブナ科樹種が凶作だったサイトが多い傾向があった。綾の果実タイプ別の落下量の解析の結果、2010年度は液果の結実量が多かった。全年を通して、液果及びその種子は初夏から夏にかけて多く落下し、堅果は秋に多く落下する傾向があった。 5.本コアサイト及び一部の準コアサイトにおける地表徘徊性甲虫調査の結果、7,032個体の甲虫成虫が捕獲された。主要な分類群(オサムシ科、ホソクビゴミムシ科、ハンミョウ科、シデムシ科、センチコガネ科、ハネカクシ亜科)の種数は98種、オサムシ科の種数は79種であった。オサムシ科、ハネカクシ科、シデムシ科、センチコガネ科は総捕獲個体数のそれぞれ68%、11%、8%、8%を占めていた。全国的に甲虫のバイオマス、種数ともに例年並みであり、全年度を通じた増減傾向にも全国的なパターンは認められなかった。 6.本コアサイト及び準コアサイトにおける越冬期の鳥類調査での優占種やギルド別の構成比は過年度の結果とほぼ一致していたが、2010年度はアトリやマヒワが多かった点が異なっていた。他の調査の結果でもこれらの種が2010年度に多かったことが報告されており、冬鳥の飛来状況の違いが越冬期のモニタリングの結果に影響を及ぼすことが示された。繁殖期の調査結果は、ヒヨドリ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラが優占しており、出現種、ギルド別の構成比も越冬期以上に過年度との違いが小さく、繁殖期の鳥類相が安定していることが示された。 7.一般サイトにおける鳥類調査では2011年度の繁殖期には合計153種、2010年度越冬期には合計118種の鳥類が観察された。森林サイトでは、群葉高多様度が高くなるに従って、繁殖期における鳥類の種多様度は高くなる傾向が見られた。外来種は4種が記録された。そのうちガビチョウは2010年度に比べ、記録されたサイト数が倍増していた。また、2010年度には第1期(2004~2007年度)と比較して分布拡大と個体数増加が見られたソウシチョウは、2011年度も同等の規模を維持していた。
主題 モニタリング、生態系、長期観測、モニタリングサイト1000、森林、草原、ホオノキ、ミズキ、ヒサカキ、ミズナラ、コシアブラ、リョウブ、アオダモ、ハリギリ、サカキ、ハウチワカエデ、ウラジロガシ、ブナ、イタヤカエデ、イスノキ、スダジイ、タブノキ、クロオサムシ、クロツヤヒラタゴミムシ、マイマイカブリ、シジュウカラ、コゲラ、ヤマガラ、ウグイス、キビタキ、ヒガラ、ヒヨドリ、カケス、メジロ、ゴジュウカラ、エナガ、シロハラ、ハシブトガラス
キーワード ホオノキ、ミズキ、ヒサカキ、ミズナラ、コシアブラ、リョウブ、アオダモ、ハリギリ、サカキ、ハウチワカエデ、ウラジロガシ、ブナ、イタヤカエデ、イスノキ、スダジイ、タブノキ、クロオサムシ、クロツヤヒラタゴミムシ、マイマイカブリ、シジュウカラ、コゲラ、ヤマガラ、ウグイス、キビタキ、ヒガラ、ヒヨドリ、カケス、メジロ、ゴジュウカラ、エナガ、シロハラ、ハシブトガラス
アクセスの制約 モニタリングサイト1000ホームページ(http://www.biodic.go.jp/moni1000/index.html)から提供されています。
使用の制約 生物多様性センターのホームページにある成果物の取り扱いについて(http://www.biodic.go.jp/tutorial/tutorial_f.html)に準じて利用下さい。申請手続き等が必要な場合があります。
空間表現型コード 004
フォーマット名 pdf, xls, csv
配布に使用するメディア オンライン
メタデータの言語コード ja
メタデータの日付 2012年03月30日