全長約15cm。雄夏羽は頭上・耳羽・喉は銀白色。額と目先は深紅色。背は黄色がかったピンク色で黒い縦斑がある。大雨覆および中雨覆の先端に白斑があり、2本の白い翼帯となって見える。腰と胸以下の下面はピンク色で、銀白色の羽も混じる。尾羽は体の割に長く角尾で、外側2~3対に白斑がある。雄冬羽は紅色味が薄く、淡褐色または黄褐色味が増す。雌は全体に褐色で、黒い縦斑がある。嘴は湾曲しており太く短くて灰色。足は黒褐色。 中央シベリア南部・モンゴル北部・中国東北部および中部・ウスリー・サハリン・日本北部で繁殖し、北方のものは冬期南へ渡る。日本では北海道と東北の一部で夏鳥として繁殖し、北海道では少数が越冬するほか、本州・四国・九州に冬鳥として渡来する。 平地から山地の潅木のある草地・林縁・裸地・アシ原などに生息する。植物の種子や果実・昆虫類などを食べる。フィッ、フィッ、ピッポポッとよく通る声で鳴き、声によりその存在に気づくことも多い。 ![]() 移動データの Google Earth での閲覧はこちら | ![]()
【凡例】
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