生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

ベニマシコ

Uragus sibiricus  

全長約15cm。雄夏羽は頭上・耳羽・喉は銀白色。額と目先は深紅色。背は黄色がかったピンク色で黒い縦斑がある。大雨覆および中雨覆の先端に白斑があり、2本の白い翼帯となって見える。腰と胸以下の下面はピンク色で、銀白色の羽も混じる。尾羽は体の割に長く角尾で、外側2~3対に白斑がある。雄冬羽は紅色味が薄く、淡褐色または黄褐色味が増す。雌は全体に褐色で、黒い縦斑がある。嘴は湾曲しており太く短くて灰色。足は黒褐色。

中央シベリア南部・モンゴル北部・中国東北部および中部・ウスリー・サハリン・日本北部で繁殖し、北方のものは冬期南へ渡る。日本では北海道と東北の一部で夏鳥として繁殖し、北海道では少数が越冬するほか、本州・四国・九州に冬鳥として渡来する。

平地から山地の潅木のある草地・林縁・裸地・アシ原などに生息する。植物の種子や果実・昆虫類などを食べる。フィッ、フィッ、ピッポポッとよく通る声で鳴き、声によりその存在に気づくことも多い。


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ベニマシコ
 新放鳥数63861
 移動回収165
 最長移動距離1648km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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