生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

アオジ

Emberiza spodocephala  

全長約15cm。雄夏羽は頭上と耳羽が暗緑灰色で、目先と喉は黒く、不明瞭な顎線がある。上面は緑灰色で、背には黒褐色の縦斑がある。胸以下の下面は淡黄色で、胸に緑灰色、脇に黒褐色の縦斑がある。尾羽は黒褐色、外側の2対に白斑があり、中央の1対は赤褐色で黒褐色の軸斑がある。雌は頭上と耳羽が黄緑褐色で褐色の斑があり、喉は淡黄色で、淡黄色の眉斑と頬線がある。上面は雄より褐色味が強く、下面は雄より黄色味が淡い。嘴は上嘴が暗褐色、下嘴は淡褐色で先端は暗褐色。足はピンク色。

ロシアのアルタイ山脈西部、同じくレナ川上流からオホーツク海沿岸・アムール・南千島・サハリン・日本・モンゴル・中国東北部および南西部・朝鮮半島で繁殖し、冬期は日本・台湾・中国南部・インドシナ北部・ブータン・ネパールへ渡る。日本では本州中部以北で繁殖し、冬期は南方や平地に移動するほか、本州中部以西に冬鳥として渡来する。

>繁殖期は山地(北海道では平地も)の明るい林・林縁、非繁殖期は平地から低山の林縁・薮・アシ原などに生息する。植物の種子・小型の昆虫類・クモ類などを食べる。


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アオジ
 新放鳥数974204
 移動回収2842
 最長移動距離2017km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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