生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

カワラヒワ

Chloris sinica  

全長約14cm。雄は頭上と後頸が淡緑褐色で、背と雨覆・腹は暗褐色。風切は黒くて基部が黄色く、飛翔時に幅広の翼帯となって見える。腰は灰褐色。尾羽は短い凹尾で、中央の1対のみ黒く、ほかの5対は先端寄りの半分は黒、基部寄りの半分は黄色。雌は全体に雄よりも淡色で緑色味に乏しく、黄色部は狭い。嘴は肉色で、短くて丈夫。足は肉色。

カムチャツカ・サハリン・日本・朝鮮半島・アムール川流域・ウスリー・中国東部および南部で繁殖し、北方のものは冬期南へ渡る。日本では九州以北で繁殖し、冬期は南方や暖地に移動するほか、全国に冬鳥として渡来する。小笠原諸島には留鳥として生息する。

平地から低山の草地・林縁・農耕地などに生息する。植物の種子や芽などを食べ、餌台にもよくやって来る。


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カワラヒワ
 新放鳥数78503
 移動回収80
 最長移動距離814km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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