生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

オオタカ

Accipiter gentilis  

全長雄約50cm、雌約58cm、翼開帳105 ~ 130cm。雄は上面が暗青灰色で、白く明瞭な眉斑がある。尾は長めで黒褐色の横帯がある。下面は白く、喉・胸・腹・脇に黒褐色の細い横斑がある。嘴は黒くて基部は黄色、足は黄色。虹彩は橙色または黄色。飛翔時、翼は幅がある割に短く、白く長い下尾筒が下方から腰を覆い、腰が白いように見える。雌は雄よりも褐色味が強く、下面の横斑は雄より太い。虹彩は黄色。幼鳥は上面が褐色で羽縁は淡褐色、下面は淡褐色で黒褐色の横斑がある。虹彩は緑色がかった黄色。

ユーラシアおよび北アメリカに分布する。日本では北海道・本州・四国で繁殖し、冬期は九州・南西諸島を含むほぼ全国で見られる

平地から山地の林・農耕地・河川敷などに生息。非繁殖期、成鳥雄は営巣地周辺にとどまることが多いが、雌は移動するものもある。また北方のものは渡りをすると考えられる。鳥類が獲物の半分以上を占めているが、リスやネズミなどの小型哺乳類も少数捕食する。


本種については、種の保全の観点から鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)を公開していません。
オオタカ
 新放鳥数916
 移動回収59
 最長移動距離1040km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  準絶滅危惧
 希少野生動植物種  国内希少野生動植物種
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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