標識調査とは、一羽一羽の鳥を区別できる足環や首環などの「標識」を付けて放し、観察や再捕獲によって、その鳥の移動や年齢などを明らかにする調査です。 基本的には、通し番号が刻印された金属リングを足環として付けますが、対象となる鳥の種類に応じて、首環・カラーフラッグ・タグなどが使われることもあります。 リングをつけた鳥が、どこかで撮影されたり回収(再捕獲され、または事故や寿命で死んだ鳥が拾得され、番号が読まれること)されると、その番号から、その個体が「いつどこで放鳥された何という鳥で、放鳥時の性別と年齢はどうだったか」ということがわかる仕組みになっています。 この調査はヨーロッパで約100年前に始められた方法で、現在は世界約34ヶ国でさかんにおこなわれています。 |
![]() ![]() さまざまなサイズの足環:鳥の足の太さに合わせて最適なものを使います。 |
鳥類標識調査とは
鳥類標識調査とはどんな調査なのでしょうか?