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国際動向
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有効なツール、ガイドライン、マニュアルの紹介

 事業活動と生物多様性の関わりを把握するためのツール、ガイドラインおよびマニュアル等が数多く作成・公開されています。これらを活用することで、事業活動と生物多様性の複雑な関係性をわかりやすく整理できる場合があります。


 ここでは、ツール、ガイドライン、マニュアル等を収集し、整理しています。





分野横断的な生物多様性に関するガイダンス
名称 内容
リンク
企 業のための生態系サービス評価(ESR)
生態系と企業活動との関連性を評価する体系的な方法論を取りまとめた報告書。
企業のための生態系評価ガイド(CEV)
生態系の劣化と生態系サービスから提供される便益の両方を明示的に評価することにより、より良いビジネス上の意思決定を行うプロセスを取りまとめたガイド。
Eco 4 biz-事業者の意思決定を支援する生態系サービスと生物多様性のツール
どのようなアウトプットが意思決定に役立つのかを明確にしたうえで、どのような手法が生態系サービスや生物多様性の評価に適切なのかを見極めるためのツール。
生物多様性マネジメントハンドブック(Corporate Biodiversity Management Handbook)
生物多様性マネジメントに関する論理的説明からチェックリスト、事業内における保全の具体的実施について数多くのベストプラクティスが包括的にまとめられている。
ステークホルダーによる生物多様性の管理-啓発から行動へ(Management of biodiversity by stakeholders: from awareness to action)
生物多様性に関して、ステークホルダーに対する啓発、製品やサービスの統合、ランドスケープレベルでの管理についてどのように実施していくか解説している。
ビジネス・エコシステムズ・トレーニング(BET)教材
ビジネス活動と生態系保全の関連性に関する知識を増やし、理解を深めるために作られた企業の従業員向けの教材。
生態系サービスに関する報告についてのアプローチ-生態系サービスを含めた組織の活動報告(Approach for reporting on ecosystem services)
事業の生態系サービスとのかかわりについてモニタリングし、報告するための手法の概要について示している。
生物多様性と生態系サービスに関する企業報告書の基準の推進(Promoting business reporting standards for biodiversity and ecosystem services.)
生物多様性と生態系サービスの指標や、事業管理のための勘定、ステークホルダーへの報告アプローチ等を紹介している。
生物多様性の代償措置についてのスタンダード(生物多様性オフセットに関する BBOPスタンダード)
生物多様性代償措置を実施する事業者や審査を行う人等がBBOPのの原則、基準、指標にそって評価するためのスタンダードを示している。
生物多様性の代償措置についてのハンドブック(Biodiversity Offset Design Handbook)
事業のスコープや代償措置の必要性の把握、手法の決定といった具体的な手続きや、各手続きにおけるツールやガイダンスなどを紹介している。
TEEB報告書第3部:事業者向け
生態系および生物多様性への配慮を事業活動の主流に組み込むことで生まれる様々な問題および機会に対して幅広い事業活動に関する実践的なガイダンスを提示している。
生物多様性と生態系サービスの基準を統合するための最適な政策ガイダンス(BEST POLICY GUIDANCE FOR THE INTEGRATION OF BIODIVERSITY AND ECOSYSTEM SERVICES IN STANDARDS )
既存の生物多様性や生態系サービスの保全に関わる基準基準を策定する機関が考慮すべき理念について整理し、経済活動が及ぼす圧力にどのように対応していくべきなのか示している。


業種ごとのガイドライン・イニシアティブ・ベストプラクティス  
企業名
取組 リンク
The Common Code for the Coffee Community Association
コーヒーの持続的発展に資する28の行動規範と10の不適切事例を定めている。
The Better Cotton Initiative
より良い綿花生産を促進していくための原則と指標を定めており、Better Cottonというブランドのもとに生産を行う農家への基本的な要求事項となっている。
生物多様性ガイドライン by  International Tropical Timber Organization(ITTO)
政策立案者、森林管理者等が熱帯生産林における生物多様性保護を推し進めるためにとるべき具体的な行動について11の原則と46の行動指針を定めている。
国際金融公社(IFC)
環境・社会の持続可能性に向けて、事業者が融資案件において生物多様性保全のために確保すべき行動規範を示している。
アジア開発銀行(ADB)
途上国における環境・社会問題への対応のための保護政策として、融資案件事業の条件の一つとして環境配慮対策の指針を示したもの。
米州開発銀行(IDB)
生物多様性保全のために自然資源管理の価値を理解し、有効な政策や投資のための支援、新たなビジネスチャンス創出を目指すセーフガード政策。
欧州復興開発銀行(EBRD)
社会と環境の持続可能性を考慮した投資、支援行動のためのEnvironmental and Social Policyの中で生物多様性保全のための行動規範を示している。
欧州投資銀行(EIB)
投資行動の規範として生物多様性の保全や保全活動の支援に努めることを示している。
生物多様性と観光開発についてのガイドライン(CBD)
持続可能な観光開発を進めていくために、基礎情報の収集、モニタリング、報告等の手続きについて示している。
生態系サービスガイダンス-生物多様性と生態系サービスガイドとチェックリスト(IPIECA)
生物多様性と石油ガス産業との関わり、石油ガス開発においての影響を把握するためのチェックリスト、石油ガス業界におけるリスクとチャンスについて紹介している。
セメントセクターにおける生物多様性管理のためのガイド(IUCN)
セメント業界のオペレーションを通じた責任ある生物多様性の管理を奨励するための新しいガイド
セメントの採掘地の再生についてのガイドライン(wbcsd)
地域の生態系や水源域を尊重したセメントの採掘地の再生計画の策定と実施に関する提案をまとめたガイドライン
採掘と生物多様性に関するグッドプラクティスガイド(ICMM)
採掘においてどのような生物多様性保全が可能なのかについて実務的なガイダンスを提供している。
責任あるアルミニウムに関する基準(ASI)
アルミニウムのサプライチェーン全体においてガバナンス・環境・社会的なパフォーマンスの改善を進めていくための手続き要綱。
生物原料の流通に関する倫理組合(UEBT)
化粧品、食品、医薬品などに使われる天然成分の採取、流通、加工において、生物多様性の保全及び持続可能な利用、利益の公平公正な共有等を求めている。


生物多様性関連の認証制度 
企業名
取組 リンク
持続可能なパーム油の原則と基準(RSPO)
持続可能なパーム油生産が標準となるように市場を変革していくことを目指し、原則と認証に関する指標、サプライチェ-ンに関する指標等、6つの認証制度を策定。
GLOBAL GAP協議会
食の安全、環境保全、労働者福祉等を目的とする農場の生産管理手法。
持続可能型農業ネットワーク(SAN)
効率的な農業、生物多様性の保全、持続可能な地域開発に資する社会・環境における10の基準を策定。
持続可能なバイオ燃料に関するラウンドテーブル(RSB)
持続可能なバイオ燃料に関する認証制度で、原則7において保全に関する原則が示されている。
Better sugar Cane Initiative Production Standard(BONSCRO)
バイオエタノール需要による過度の農地使用や労働を避け、サトウキビの社会・環境・経済的な持続性を向上させるための認証。
責任ある大豆協会のラウンドテーブル(RTRS)
責任ある大豆作成を促進していくための5つの原則から成る基準。
UTZ Certified
コーヒー、ココア、茶における環境や労働者に責任を持つ認証ラベル。
スミソニアン渡り鳥センター(Smithsonian Migratory Bird Center)
鳥の生息が可能な日陰栽培のコーヒーの推奨と農薬の削減による鳥にやさしいコーヒー生産の認証。
森林管理協議会(FSC)
森林の質を維持・向上させながらの資源供給のための適切な森林管理の実現を目指す認証制度。
Sustainable Forestry Initiative(SFI)
持続可能な林業を目指すSFIの要求事項を満たす森林管理を実施している森林認証。生産物の何%が認証を受けた森林のものかを情報請求できる管理チェーン認証等。
Aquaculture Dialogue(ASC)
養殖業に対し測定可能で効率的な標準を開発し、環境影響を下げるためのイノベーションを奨励する認証。
Global Good Agriculture Practices
養殖業は世界的に急激に伸びており、その中で責任を持ち、かつ生態系に配慮している水産物に対する消費者の要求にこたえるための認証。
海洋管理協議会(MSC)
漁業の方法の変化により、魚種資源の増加への転換、漁業者の生計維持、世界の海洋環境の保全等を目指す認証。
世界持続可能な観光協議会(GSTC)
持続可能な旅行業とそのための世界共通の基準の開発を目指し、旅行業者が観光資源の保全と貧困の緩和を促進する認証。
責任ある鉱山連盟(ARM)
責任のある小規模鉱山の基準を策定し、社会、環境に責任を持つ鉱山に変革していくことを通して労働者やその家族の生活の質を高めることを目的とする認証。
責任あるジュエリー協議会(RJC)
貴金属の山元から小売りまでのサプライチェーンにおいて、人権を尊重し、倫理、社会、環境に責任を持った行動を進展させ、消費者の信頼を得るための認証。
フェアワイルド財団(FAIRWILD FOUNDATION)
野生植物とそれを材料とする製品について持続可能で公平かつ付加価値を高める管理と流通のシステムを世界に供給するための認証。
Plan Vivo
生態系サービスとしての炭素固定・削減に特に着目した認証制度。
ISEAL社会環境基準設定のための優良慣行規範
社会・環境問題に関する基準策定等を手掛ける代表的な国際組織が策定した社会環境基準設定のための優良慣行規範。
国際社会環境認定ラベルのISEAL信頼性 原則
国際的に乱立する社会環境認定ラベルの原則や枠組み等を策定し、ラベルの信頼性の管理を行うための認証。
Life Certification(LIFE Institute)
事業による生物多様性への影響を廃棄物や土地利用状況等に基づいて評価する認証。

 


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