生物多様性センター
自然環境調査一覧
自然環境調査Web-GIS
いきものログ
生物多様性センターのご案内
生物多様性情報システム J-IBIS
各種情報
生物多様性とは

第20回自然系調査研究機関連絡会議を開催

平成29年10月26日(木)・27日(金)、滋賀県草津市で第20回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC20)を、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターと滋賀県立琵琶湖博物館を開催機関に開催しました(会場は両日とも琵琶湖博物館)。

1日目の調査研究・活動事例発表会では、NORNAC構成機関や一般の方々など合計67名の参加があり、基調講演の他、口頭発表、ポスター発表により意見交換・情報交換が活発に行われました。

冒頭、滋賀県水産試験場専門員・琵琶湖博物館特別研究員 藤岡康弘氏から「琵琶湖の生物多様性と生物利用の多様性」と題して、多様な環境と長い歴史を背景にした琵琶湖の生物多様性の成立要因や ナレ鮨をはじめとした琵琶湖独自の食文化と琵琶湖の多様性の関係などについて基調講演をいただきました。続けて淡水における生態系研究を中心に、琵琶湖博物館、国立環境研究所琵琶湖分室等から5件の口頭発表がありました。

さらにポスター発表として「絶滅危惧種カントウイドウズムシの生息地の現状と保全について」といった絶滅危惧種や希少種・外来種生物などの調査、「白山高山地域における地表徘徊性甲虫類のモニタリング」といった市民調査・生物モニタリングに関わる調査研究成果などが発表され、 上述の口頭発表を含め22団体からの研究調査や活動事例の報告・発表があり、参加者は熱心に意見を交わしていました。

2日目の連絡会議にはNORNAC構成機関46名の参加がありました。「古代湖・琵琶湖を擁する滋賀県の自然環境保全:共生条例と侵略的外来水生植物対策」等といった滋賀県における調査研究の話題提供、各機関が取り組む調査研究活動について情報交換等が行われました。 また、神奈川県自然環境保全センターが新たに構成機関として加わることが承認され、NORNACの構成機関は53機関となりました。続けて来年度開催の茨城県を代表して、ミュージアムパーク茨城県自然博物館から世界湖沼会議と時期が重なるため今年よりも開催を遅らせる旨の説明がありました。

連絡会議終了後、今回の会場となった琵琶湖博物館の見学会が同博物館学芸員の引率のもと行われました。

来年の第21回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC21)は、平成30年11月29日(木)~30日(金)に茨城県で開催する予定です。来年も多数の皆様のご参加をお願いします。

調査研究・活動事例発表会要旨はこちら(PDFファイル 715KB)をご覧下さい。 また、ポスター発表の一部のポスターはこちらからご覧になることができます。


調査研究・活動事例発表会

調査研究・活動事例発表会の様子

ポスター発表

琵琶湖博物館見学会
PAGETOP