今後の取組の方向性〜ワークショップより〜

各セクターごとのヒアリングにより明確になった成果と課題を踏まえ、ワークショップを実施しました。ワークショップは、ビジネスセクター、ユースセクター、市民団体・教育展示施設・自治体セクターの3回に分けて実施。「愛知目標」の達成に向け、セクター内での取組、各セクターが連携しての取組の方向性についてワークを行いました。


ユースセクター ワークショップ

ユースセクターのワークショップでは、最初に自己紹介とともに「生物多様性に触れるようになったきっかけ」「やっててよかった多様性」「ここが大変だよ多様性」「『みんなでやろう多様性!』って何が課題?」との質問に対し、回答を出していきました。それぞれ、まさに“多様性”のある楽しさや苦労を披露し合い、盛り上がりました!
続いて、「与えられたわずかな道具とスパゲティを使ってより高いタワーを立てる」エクササイズを行いました。ユースメンバーに環境省担当者や事務局員も参加し、目的に対してどのようにチームで問題を解決していくか、アイデアを形にしていく“練習”で、ファシリテーターの言葉や他のチームから気づかされることも多かったようです。


スパゲッティタワーにチャレンジ!一番高いタワーを完成させるのはどのチーム?

生物多様性の“主流化”を目指すために参考になる事例が紹介された後は、いよいよ本番。まずはそれぞれの「趣味」として「楽しいこと」や「時間やお金があったらやりたいこと」、「興味」として「好きな食べ物」や「行きたいところ」などを付箋に書き出します。自己紹介とともに披露した生物多様性の「触れるきっかけ」「楽しさ」「苦労」を組み合わせながら、生物多様性に関わる
■ アクション
■ キャッチコピー
■ プロジェクト
を開発するグループワークに取り組みました。


まずは各自で付箋に「趣味」や「興味」を書き出します。ホワイトボードにグルーピング!


環境省の担当者とユース世代が一緒にプロジェクト開発に取り組みます

各グループからは斬新なアクションやプロジェクトのアイデアが続出し、他グループから「それ、いいかも!」「ぜひやってみたい!」との感想が聞かれました。グループワークを経て、改めて生物多様性主流化のためにどんな取組ができるかディスカッションが行われ、より具体的なセクター内の取組、他セクターとの連携アイデアが生まれました。



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市民団体・教育展示施設・自治体セクター ワークショップ

市民団体・教育展示施設・自治体セクターは、環境省担当者も交えて合同でワークショップを行いました。まずは市民団体、教育展示施設と環境省、自治体ごとのテーブルにわかれ、名前・所属・今日の期待・目下の課題を書いて自己紹介。各セクターで行われたヒアリングを振り帰 り、課題についてセクター内で再度ディスカッションを行いました。課題を踏まえた後、自セクターの「強み」と「強みを活かしたアイデア」を書き出すブレインストーミングで、ホワイトボードに付箋を張り出しグルーピングしながら、さらにディスカッション。見えてきたアイデアの方向性を、各セクターごとに発表しました。自セクターの強みを他セクターにアピールすることにもつながっています。


自セクターの「強み」を書き出し、強みを活かすアイデアをディスカッション!

続いてのテーマは、各セクターとの連携です。自セクターの強みを他セクターに売り込み、さらに自セクターの課題を他セクターに補ってもらうためには? 3セクターのメンバーをシャッフルし、それぞれのテーブルは「市民団体」「自治体」「教育展示施設」連携施策について検討する役割として、セクターを越えた議論を行いました。また同時に、UNDB-J(国連生物多様性の10年日本委員会)との連携についてのディスカッションも行いました。


「市民団体」の他セクターとの連携を検討するテーブル。
多彩なアイデアがホワイトボードに貼付けられていきます。


「教育展示施設」の他セクターとの連携を検討するテーブル。教育現場との連携アイデアが多く出されました。


「自治体」の他セクターとの連携を検討するテーブル。自治体としての場づくりが重要との意見が多く出ました。

多くの具体的なアイデアが出ましたが、「各セクターが連携するためには、今回のような各セクターの本音を聞けるコミュニケーションの場が必要」との声も多く聞かれました。ワークショップを通し、セクターを越えて想いを共有できる貴重な機会となりました。



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