2020年までの世界目標「愛知目標」の教訓を踏まえつつ、COP15で採択された新たな生物多様性の世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、「自然と共生する世界」というビジョンを愛知目標から引き継ぎつつ、2030年までの緊急の行動のための世界短期目標として、23のグローバルターゲットが盛り込まれました。
各ターゲットについて、ひとつずつ解説します。
空間計画の策定と効果的管理
生態系の回復
「30by30」/保護地域及びOECM
種・遺伝子の保全,野生生物との共生
生物の利用,採取取引きの適正化
侵略的外来種対策
汚染防止,栄養塩類の流出・農薬リスクの半減
気候変動対策(含,NbS/EbA)
野生種の持続可能な管理
農林漁業の持続可能な管理
自然の恵みの回復,維持及び増大
都市の緑地親水空間の確保
公正,衡平な遺伝資源利益配分(ABS)
生物多様性の主流化
ビジネスの影響評価・開示
持続可能な消費
バイオセーフティ
有害補助金の特定・見直し
資金の動員
能力構築,科学・技術の移転及び協力
情報・知識へのアクセス強化
女性,若者及び先住民の参画
ジェンダー平等