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生物多様性 -Biodiversity-

生物多様性の恵み、そして進行する危機の状況について考えてみましょう

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国連生物多様性の10年日本委員会

多様なセクターが連携しながら「生物多様性」に関わるさまざまなプロジェクトを推進します

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地域連携促進法 HOME > 地域連携保全活動計画について >  珠洲市
活動が実施されている市町村(地域名)
 珠洲市
活動の背景
豊かな里山里海が残されている珠洲市では、2006年から行政、大学、市民などが連携し、金沢大学能登学舎を拠点として、里山里海を保全・活用していくための技術や知恵の伝承や人材育成、調査研究、環境教育などの活動を展開してきました。2011年の世界農業遺産「能登の里山里海」の認定、環境省による「重要里地里山」、「重要湿地」、「重要海域」の指定など、里山里海として維持されてきた環境とそこに生息する生物の多様性への評価が高い場所です。
 2017年にSDGs未来都市として選定され、豊かな里山里海をベースに持続可能な地域の社会や経済につなげる活動を推進することもあり、2018年に策定した「珠洲市生物文化多様性基本条例」において、活動計画をもとに、多様な主体が連携して市民の財産となる里山里海を持続的に保全・活用していく方針が示されています。さらに、2021年には「トキの野生復帰を目指す里地」にも認定され、水田周辺の生物多様性を高める活動を推進していくことも求められています。
活動計画の概要
里地」「里山」「里海」を重要項目とし、それぞれの環境を持続的に保全・利活用していくための活動計画を3年ごとに改訂をしています。
 重点項目の環境を保全する活動の推進、活動を続けていくための人材育成、里山里海の保全につながる経済活動の推進、ネットワーク作り、地球規模の課題解決への貢献に取り組んでいくことが中期的な目標です。そのため、各重要項目での活動は、市民が参加できる活動で関心を高めながら、現状を知るための調査を行い、活用につなげていく事を目指しています。
活動の特徴
  • 農林水産業とのつながりを考慮した活動を展開
  • 活動がSDGsのどの目標と関わりがあるのかを明示
  • 金沢大学による人材育成プログラム(現名称:能登里山里海SDGsマイスタープログラム)の修了者や市内NPO法人による主体的な活動を支援・発展するような活動も展開
  • 活動を支える仕組みとして珠洲市版エコポイント(自然共生ポイント)制度を設置
地域連携保全活動計画
計画の名称 計画に関するウェブサイト
 珠洲市地域連携保全活動計画
参画している主体
 農林漁業者、NPO・NGO等、地域住民、企業、専門家、行政
組織している協議会
 珠洲市生物多様性地域連携保全活動協議会
活動の分類
  • 野生動植物の生息・生育場の保全保護
  • 外来種の駆除
  • 生態系に被害を及ぼす鳥獣(シカ等)の管理
  • 生態系の状況を把握するための調査・研究
  • 環境教育、環境啓発活動、エコツーリズム
  • 良好な自然景観の形成
  • 商品やサービスの企画・開発
活動の場所
 珠洲市内全域(森(二次林)、水田、湖沼、海岸・海)
参考写真
    
写真の提供:珠洲市