日本には9万種以上の生きものがいます。数千の島々からなる国土は南北約3,000kmにわたり、海岸から山岳までの高低差があり、はっきりした四季の変化、火山の噴火や台風などの自然現象、そして人間活動の影響も受けて、多様な生態系が形成され、さまざまな生きものの生活の場となっています。
生態系の多様性
各地に森林、草地、河川、湿原、干潟、サンゴ礁などいろいろなタイプの自然があること。
生態系のつながり
それぞれの生態系もつながっています。例えば、山に降った雨は、森林に栄養分とともに蓄えられた後、地下水や川となって海へと流れ込みます。一方で陸上や海洋から発生した水蒸気が雲となって、また雨となって、循環します。
写真提供:鍵井靖章、森田敏隆、草野香子