関連プロジェクト

鳥類標識調査と深い関わりをもって推進されているプロジェクトや調査を紹介します。

目次

トキ野生復帰プロジェクト

 日本で最後まで野生のトキが生息していた新潟県佐渡では、2008年から、飼育下で増殖させたトキを野生復帰させるプロジェクトが行われています。トキ保護センターや野生復帰センターで飼育、訓練されている間の個体識別だけではなく、放鳥後の行動も足環、アニマルマーカー(羽の着色)、電波送信機によって追跡されています。島民の方などからも情報をいただくため、これらの識別情報を詳細に公表して呼びかけが行われています。

トキ情報(環境省自然環境局)

野生復帰ステーション(環境省)

トキ野生復帰

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アホウドリ保護増殖プロジェクト

アホウドリ再導入

 一時は絶滅したとされていたアホウドリは、再発見からさまざまな保護活動が行われ、最近では個体数2000羽程度まで復活してきました。伊豆諸島の鳥島では、島内でデコイを使って新たな繁殖地を形成する作戦が約20年にわたって展開されてきました。また、2008年からは、かつてアホウドリが繁殖していた小笠原諸島の聟島に鳥島からヒナを移送、人工飼育することによって聟島に再導入するプロジェクトが行われています。いずれの事業でも、ヒナの巣立ちや飛来を確認するための個体識別は番号付き足環が用いられ、一部の個体は発信器による衛星追跡によってより詳細な移動が解明されています。

アホウドリ復活への展望((公財)山階鳥類研究所)

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ハクチョウ・カモ類の渡り鳥関連情報の提供

 近年、日本でも高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されるようになり、さまざまな対策がとられていますが、ハクチョウ類やカモ類など渡り鳥などの野鳥が感染しウイルスを持ち込んだ可能性が高いことから、とくに冬に北からやってくる渡り鳥の飛来経路への関心が高まってきています。ガン・ハクチョウ類は視認可能な首環標識などによって古くから標識調査のデータが蓄積されてきていました。カモ類も宮内庁鴨場などで継続的に標識調査が行われています。これらの実績を踏まえ、高病原性鳥インフルエンザの感染経路に関する関連情報としても、冬鳥を代表するハクチョウ類及びカモ類の飛来経路の情報が提供されています。

渡り鳥関連情報(環境省自然環境局)

全国ガン・カモ類飛来情報

ハクチョウ類

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カラーマーキングによる調査

シギ・チドリ類

 番号入りの金属足環とあわせて、再捕獲できなくても双眼鏡や望遠鏡を使って個体識別ができるようなカラー標識をつけて調査研究をおこなうことがあり、バードウォッチャー等にも広く観察を呼びかけることで、鳥の移動に関する情報を集中的に集めることも可能になります。カラーマーキングには、サギ類などのカラー足環、ハクチョウ類のカラー首環、シギチドリ類のカラーフラッグなど様々な方法が試みられ、成果を上げてきました。

カラーフラッグによるシギチドリの調査
 ((公財)山階鳥類研究所)

カラーリング付きサギ類の調査((公財)山階鳥類研究所)

カラーマーキングの部屋(日本鳥類標識協会)

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モニタリングサイト1000海鳥調査

 モニタリングサイト1000は、全国の様々なタイプの生態系について計約1000地点で継続して調査を行い、生態系の指標となる生物種の個体数の変化等を収集していく事業です。 その一環として、全国30サイトの小島嶼において海鳥の繁殖状況や個体数等を定期的に調査しています。

モニタリングサイト1000
  (環境省生物多様性センター)



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