地方公共団体の取組事例

地方公共団体が実施している生物多様性の保全に資する優れた取組のうち、先進事例や特色ある取組例を紹介しています。

  • あいち・なごやベストプラクティス <愛知県>
  •  愛知県内において、生物多様性条約第10回締約国会議(2010, 於名古屋市)以降に実施された生物多様性保全の取組の優良事例を選定し、紹介しています。実施主体は市民団体、企業、教育機関、行政機関など幅広く、また143事例が一挙掲載されています。


  • 身近な生きものの里事業 <岡山県岡山市>
  •  岡山市内それぞれの地域の特性に応じた、身近な自然を大切にする地域づくりを図ることを目的として、身近な野生生物をシンボルとした主体的な環境保全活動を行っている市民団体がある地域を「身近な生きものの里」として認定し、活動を支援しています。


  • 朱鷺と暮らす郷づくり認証制度 <新潟県佐渡市>
  •  野生復帰したトキが定着できるような環境整備、それに基づく独自農法を制度化したものです。農薬や化学肥料の削減、畦畔等への除草剤の使用禁止、年2回生きもの調査の実施などの基準による「生きものを育む農法」によって佐渡で栽培された米に対し、市が認証を行うものです。


  • しが生物多様性取組認証制度 <滋賀県>
  •  生物多様性の保全と自然資源の持続的な利用に取り組む事業者を認証し、その企業名等を公表する制度です。認証マークを使用した企業のPRや取組内容の発信により、県内の生物多様性および生態系サービスへの意識を向上し、社会経済活動に波及することを目指すものです。


  • コウノトリ育む農法の普及 <兵庫県豊岡市>
  •  おいしいお米と多様な生きものを同時に育み、コウノトリも住める豊かな文化・地域・環境づくりを目指し、「コウノトリ育む農法」に取り組んでいます。農薬や化学肥料に頼らないことはもちろん、冬期湛水や早期湛水、深水管理等が特徴的な農法です。豊岡市では、この農法で栽培したお米の普及啓発・商標管理等を行っています。


  • 羽幌シーバードフレンドリー(SBF)認証 <北海道羽幌町>
  •  天売島の海鳥を取りまく様々な自然環境に配慮した取り組みを「海鳥に優しいシーバードフレンドリーな取り組み」として評価し、それらを行う事業者を認証する制度です。認証制度や認証事業者の周知活動等を支援してくださる個人・団体をサポーターとして認証する「SBFサポーター認証制度」もあります。


  • 礼文島リボンプロジェクト <北海道礼文町>
  •  礼文の花をモチーフにしたリボンバッジを作成し、礼文島いきものつながりプロジェクト(礼文島生物多様性地域戦略)の趣旨に賛同する観光客の皆さんに活動支援の証としてリボンバッジを購入していただき、その収益金を自然公園の補修や高山植物の保護・増殖をはじめ、趣旨に沿って活動を行う様々な団体の支援に充てる取組です。


  • いしかわ里山振興ファンド <石川県>
  •  石川県と地元の6金融機関が創設した180億円の基金の運用益等を活用して、多様な主体の参画による里山保全活動の推進や里山里海の資源を活用した生業の創出、チャレンジ精神旺盛な地域の若者や移住者による「生業の担い手」の参入、スローツーリズムの推進等の取組を支援しています。


  • セイヨウオオマルハナバチバスターズ <北海道>
  •  特定外来生物セイヨウオオマルハナバチについて、防除実施計画を策定し対策に取り組んでおり、防除活動ボランティアとして「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」を募集し、防除従事者に登録しています。また、捕獲状況などをとりまとめる市民参加型情報共有サイト「新セイヨウ情勢」運用や駆除イベントを、市町村や団体、企業などと連携して行っております。


  • 生命(いのち)のにぎわい調査団等の普及啓発活動 <千葉県>
  •  生物多様性地域連携促進法に基づく「地域連携保全活動支援センター」である生物多様性センターでの活動で、「生物多様性ちば県戦略」を推進するために、毎年5千~1 万件を超える調査報告が寄せられる県民参加型の生物モニタリング「生命(いのち)のにぎわい調査団」、企業による生物多様性の保全及び持続可能な利用の取組を支援や事例紹介セミナー等を行っています。


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