こんにちは。生物多様性国連親善大使のエドワード・ノートンです。

今、地球は、地球ならではの多種多様な動植物を、かつてない危険な速度で失いつつあります。そのことに、世界中の多くの人々は、まったく気がつかないままです。

全世界の生物多様性にしのびよる危険、そしてこのことが将来人間社会にもたらす影響の数々は、今年発表された、国連生物多様性条約（事務局）によってまとめられた重要報告書にはっきりと述べられています。

この報告書では、人類が今のままの経済活動を続けていけば、近い将来、臨界点に達することはまちがいなく、地球上の生命を支えている大規模な生態系に二度と取り返しのつかないダメージを与えてしまうことが力説されています。

この厳しい損失に歯止めをかけるために、わたしたちは生物多様性の大切さに対する無関心や、多くの場合無知に、立ち向かわなければなりません。これこそが、国連が2010年を、国際生物多様性年と宣言した理由なのです。

今、人類は、かつてないほどに、自然との結びつきを取り戻す必要にかられています。わたしたち市民は、国や社会を率いるリーダーたちに、この大切な責任を受け入れるよう求めなければなりません。新たな展望が火急に求められています。わたしたち一人ひとりが、例外なく、人類の一員として、地球上の生物を守ると心に誓い、行動を起こすべきときなのです。

あなたも、今日から、一歩を踏み出すことができます。www.crowdrise.comをのぞき、生物多様性の保存を目指して活動するすばらしい諸団体について読んでみてください。www.cbd.int/2010でも、地球上の種や生物の生育・生息環境を保全するために国連が取り組んでいる活動について、より詳しく学ぶことができます。

2010年7月8日