4.生態系に関する調査

生態系総合モニタリング調査地の一つ、埼玉県入間郡鎌北湖周辺

 

4 生態系に関する調査

●4−1

環境寄与度調査

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昭和48年度

@自然環境保全調査報告書(第1回緑の国勢調査)(昭和51年)

@自然環境保全調査報告書(自然環境改変状況調査)(昭和50年)

A

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B

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C

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1.調査の目的

人間にとっての自然環境がもつ総合的価値を評価するための基礎データを整備する目的で、人間活動が著しく、しかも各種の環境タイプが見られる広域的なモデル地域として関東地方の1都6県を対象とし、植生現存量、植生生産量、鳥類生息分布調査を行った。

 

2.調査の内容と方法

各都県単位で作成された5万分の1現存植生図及び既存資料をもとに植生現存量モデル調査地帯を抽出し、空中写真の判読により現存量を把握した。さらに、これに基づいて算出された平均単位現存量を基準に、全域の植生現存量図、植生生産量図が作成された。

一方、鳥類生息分布調査は、夏と冬の年2回、5万分の1地形図を16等分した区画ごとに、現地調査及び既存資料により生息する鳥類の種数を記録し、鳥類種数分布図を作成した。

 

3.調査結果

植生現存量は1.2億トン、植生生産量は2,600万トン(年当たり)で、人口1人当たりの植生現存量は、群馬県の18.8トンに対し東京都は0.4トンで、東京都民は群馬県民の50分の1の緑しか保有していないことが判明した。

 

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