3 海域に関する調査 |
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●3−7 海のいきもの調査 |
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平成2年度 |
C海のいきもの地図(平成3年) |
1.調査の目的 |
スキューバダイビングやシュノーケリングの愛好家からの情報提供により、日本沿岸海域の魚類を中心とする海の生物の地理的分布を調べ、その分布を示した「海のいきもの地図」を作成することにより、沿岸域の環境把握及び保全に資する基礎資料を得る目的で実施された。 あわせて、一般のダイバー等に自然観察の具体的目標を提示し、海中での自然観察の普及が図られた。 |
2.調査の内容と方法 |
スキューバダイビングやシュノーケリング等、海中を観察する技術と機会を有する人たちのボランティア参加、協力を得て実施された。計43種類の海の生物が調査対象となった。 |
3.調査結果 |
134グループ、1,565人の参加が得られ、512メッシュ(基準地域メッシュ。約1km×1km)で調査が行われ、15,520件のデータが寄せられた。北海道から沖縄まで、主要なダイビングポイントはカバーされた。 従来、魚類をはじめ本調査の対象種となった海の生物の分布は、全国各地の専門家の情報、漁業中の採取記録等を集積して把握されているが、確認手段や確認時期にバラつきがある。従って、本調査のように比較的限られた期間に、潜水によって生きた姿を確認するという統一した方法で調査が実施され分布図が作成されたのははじめてのことである。
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