3 海域に関する調査

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海域生物調査*1

海域生物環境調査(第3回)*2

@

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A

昭和53年度 *1

A海域生物調査報告書(昭和54年/都道府県別39冊)

A海域調査報告書 海域生物調査(昭和56年/全国版)

A海域調査報告書 海域生物調査(調査地区詳細垂直分布図)(昭和55年/全国版)

B

昭和59〜61年度 *2

B海域生物環境調査報告書(昭和63年/都道府県別39冊)

B海域生物環境調査報告書(昭和63年/全国版)

C

 −

 

 

1.調査の目的

わが国の海岸域における生物の生息状況及び生息環境を継続的に監視していくために、潮上帯(飛沫帯)及び潮間帯に生息する生物を調査した。

 

2.調査の内容と方法

海岸を有する全国の都道府県(計39都道府県)の107地区で調査された(第2回基礎調査では94地区)。各調査地区では、春(主として5月)、夏(主として9月)の年2回、大潮の干潮時に現地調査を実施した。

調査は、潮上帯最上部に設置した調査基点から汀線に向かって直角にのばした横断線の周辺において、潮上帯、高潮帯、中潮帯、低潮帯の潮位帯別にそれぞれ3つの方形枠(コドラート)を設置し、その方形枠内において生物を観察、採集することとした。

 

3.調査結果

(1)水平分布

 

植物、動物ともに砂泥浜では5地区以上、磯浜等では10地区以上の比較的高い出現頻度を示した種について分布図を作成した。

 

(2)種類数

 

地区毎に見ると、植物については大きな相違は見られないが、動物については砂泥浜、磯浜等ともに日本列島南部の地区で種類数が多く、北部で少ない傾向を示している。海流の接岸状態、潮位差の相違、地形タイプ等の環境条件を反映しているものと考えられる。

調査方形枠設置例(×……方形枠)

 

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