3.海域に関する調査

沖縄県水納島のサンゴ礁

 

有明海から島原湾には大面積の干潟がひろがっている

 

浅海域における生物の重要な生息域である藻場

 

沿岸域に豊かな生態系を形成するサンゴ礁

 

3 海域に関する調査

●3−1

海域自然度調査

@

昭和48年度

@自然環境保全調査報告書(第1回緑の国勢調査)(昭和51年)

A

 −

 

B

 −

 

C

 −

 

 

1.調査の目的

陸水域自然度調査と同様、自然度調査の一環として実施され、全国の海岸線の物理的改変状況を把握するとともに、特に代表的な17海域については、水質や水産物の状況も加味して自然性を判定した。

 

2.調査の内容と方法

@海岸線の改変状況及び海岸線(陸域)土地利用状況、A水質、B生物分布についてデータを収集した。

@については、全国の海岸線を1)純自然海岸、2)半自然海岸、3)人工海岸に区分し、また海岸線(陸域)を1)自然地、2)農業地、3)市街地・工業地に区分した。

さらに、A、Bのデータを加味して代表的な17海域について環境庁が設置した小委員会で検討し、自然性を総合的に判定した。

 

3.調査結果

海岸線の改変状況については、約60%が純自然海岸であり、約20%が人工海岸、約20%が半自然海岸であった。また、水質や生物等の現況も加味した総合的な自然性をみると、代表的な17海域のうち、本来の自然性を比較的保っているのは5海域(陸中海岸、鳥取海岸、石狩後志海岸、鹿児島湾、宇和海)であった。

 

■自然性の判定を行った17海域

石狩後志海岸

相摸灘

13

燧灘

陸奥湾

伊勢湾

14

宇和海

陸中海岸

富山湾

15

周防灘

仙台湾

10

大阪湾

16

玄海灘

秋田海岸

11

鳥取海岸

17

鹿児島湾

東京湾

12

広島湾

 

 

 

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