2.陸水域に関する調査

数少ない自然性の高い河川の一つ、四万十川

 

犀川上流の原生流域(石川県犀川源流自然環境保全地域)

 

2 陸水域に関する調査

●2−1

陸水域自然度調査

@

昭和48年度

@自然環境保全調査報告書(第1回緑の国勢調査)(昭和51年)

A

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B

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C

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1.調査の目的

陸域を対象に行われた「植生自然度調査」と同様、自然度調査の一環として実施され、陸水域(湖沼、河川)を対象に自然性を判定した。

 

2.調査の内容と方法

湖沼については全国の代表的な67湖沼を選定し、@湖沼概要、A受水区域概要、B湖岸線の利用・改変状況、C水質等の理化学的性状、D生物分布、についてデータを収集した。

また、河川については全国51河川につき、@河川概要、A水質等の理化学的性状、B生物分布、についてデータを収集した。

これらのデータを環境庁が設置した小委員会で検討し、自然性を判定した。

 

3.調査結果

湖沼については、調査対象となった67湖沼のうち、全体的にみて本来の自然性を保っているものは5湖沼にすぎず、その他の62湖沼は人為的な改変や水質汚濁が進んでいることが判明した。

河川については、調査対象となった51河川のうち、全体的にみて本来の自然性を保っているものは4河川にすぎず、その他の47河川では人為的な改変や水質汚濁が進んでいることが判明した。

 

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