dismaplg.jpg (3484 バイト)



3.イガオナモミ
Xanthium italicum

htk03.gif (41854 バイト)
■分布と生態
 本州、四国、九州に分布。海岸や造成地などに生えるキク科の一年草。1945年以降、本州と九州北部に帰化したと推測されています。東京では1958年に初めて記録されました。原産地は不明です。
■今回の調査結果
 
131メッシュから287個が報告されました。北海道では採集されず、青森県から鹿児島県まで点々と見つかりました。とくに大都市と海岸部で見つかっています。一方で、岩手県、群馬県、福島県の内陸部、中国、四国、九州ではほとんど見られませんでした。オナモミの仲間には、このほか1934年に大阪で初めて記録された帰化植物のトゲオナモミがあります。今回の調査ではこの種はまったく採集されなかったので、オオオナモミやイガオナモミほどには広がっていないようです。

戻る