「’97身近な生きもの調査」 調査結果



 
logo.gif (10717 バイト)  家にツバメが巣を作ることは、かつては縁起が良いと言われ、人々に歓迎されていました。しかし、近年は、糞が落ちることが嫌われ、迷惑だという話を耳にする機会が増えてきました。そこで、ツバメ類が巣を作っている住宅や商店の方へのインタビューを通して、現代の社会の中で、ツバメの巣作りはどのように受け入れられているかについて探ってみました。


【巣はいつ頃から】

graph-p28i.gif (16900 バイト)  いつから巣を作っているかという問いに対しては、約半数の方が6年以上前からと答えておられ、同じ建物に巣を作り続けているケースが多いことが分かりました。また、巣立ったかという問いに対しては、75%の方が巣立ったことがあるという答えでした。この回答率は、それだけ多くの方がツバメの動向に注意しておられることを示してもいるでしょう。



 

【ツバメに対する気持ち】
 

 ツバメに対する気持ちをうかがったところ、農村部でも都市部でも、全体の4分の3の方は、歓迎していると回答されました。それだけ、ツバメを大事にする方が多いことが分かったことは大きな収穫でした。とくに、店先に商品の置いてあることの多い商店の方々も歓迎しているという回答が多かったことは、たいへんうれしいことでした。

 

 しかし、これは、ツバメを迷惑と感じる人は、ツバメが営巣できないようにしており、現在営巣している家では歓迎されているということかもしれません。この結果に安心することなく、ツバメのような身近な生きものを歓迎する気持ちを持つ社会にしていきたいものです。

 

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一戸建て
住宅 

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一戸建て
商店

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ツバメの種類ごとの分布図などは中間とりまとめをご覧下さい。


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