地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

53

26

住用村

役勝川河口

都道府県名

鹿児島県


 

 

 

 

 住用川と役勝川との合流点付近、約60haは、メヒルギを優占種とするマンガル(マングローブ林)であり、その前面の裸出干潟は、左岸ぞい約16ha、右岸ぞい約20haである。本測線は、右岸裸出干潟のほぼ中央を東西に横切る。長さ約350mである。
 底質は砂泥質、しばしば粘土質である。











1.貝類やゴカイ類など、砂泥中の動物が非常に少ない。これは、発電所など、住用川上流の土木工事による赤土被害が、なお尾をひいていることを示す。
2.ハクセンシオマネギは、本調査線に少なく、より上流のマンガル直外に生息帯を作る。ヒメシオマネギは穴居者が少なく、水際に群遊するものが多い。
3.オキナワアナジャコの成エビは、マンガル中に住み、巨大な砂塔を作るが、マンガル外の本調査線では、5cm以下の稚エビが見られるだけである。
4.眼のない魚チワラスボの成魚が中部砂泥中で、その稚魚が下部で、各1尾捕れた。







 1989年9月28日、コサギ数羽を見る。「鹿児島県の野鳥、1987、鹿児島県」中にあげられた本干潟観察例は、イソシギ1種である。また、城(グスク)、川内川、山間(ヤンマ)、市をもふくめた住用村全体での観察例に拡大しても、サギ類6種、チドリ類1種、シギ類1種、計8種にすぎない。要するに、信頼に値する観察例が極めて少ない。
 サギ類、リュウキュウヨシゴイ(川内川)、ササゴイ(東城)、アマサギ(川内川)、コサギ(川内川、山間)、クロサギ(川内川)、アオサギ(城)。
 チドリ類、シロチドリ(市)。
 シギ類、イソシギ(住用マンガル、川内川)。







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 鹿児島県自然愛護協会 平田 國雄
    鹿児島大学水産学部  三浦 知之
 氏名 鹿児島大学理学部   佐藤 正典

調査

方法

○1 現地調査 1989年9月28日
○2 資料調査
 3 ヒアリング



鹿児島県環境管理課、1989、鹿児島県の野鳥


 

 

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