地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

28

19

市来町

大里川

都道府県名

鹿児島県


 

 

 

 

 八房川・大里川合流点干潟の一部である。調査干潟の前面を流れる水脈は、串木野市と市来町の境界線である。本干潟は市来町に属し、大里川干潟と呼ぶこととする。陸岸はすべてコンクリート護岸である。水脈は背後水田から、国道3号線の下をくぐって、本干潟の前面を流れ、両川合流点に注ぐ。底質は、最上部砂質、大部分砂泥質、最下部泥質である。上部に、コバノウシノシッペイの草むらがある。このあたりは、冬季アオサを生ずる。











 上部から中部は、県下第一の規模をほこるハクセンシオマネギ帯である。
 二枚貝は、クチバガイが優占し、ソトオリガイは少ない。下部には、アサリ・オチバガイ・イソシジミ・ハマグリなどが生息する。ウミニナは全面に分布、大部分ホソウミニナである。護岸壁下半には、多いものから順にアラレタマキビ・ヒメウズラタマキビ・コガモガイ・タマキビガイ・フトヘナタリなどが見られる。
 環形動物は、イソゴカイが優占し、ゴカイは下部に、ギボシイソメ・チロリは中下部に住む。その他イカリナマコ類を産することも、特徴の一つである。







 1989年5月8日、調査中に目撃した鳥は、コサギとシギ(種不明)とカラスだけである。「鹿児島県の野鳥、1987、鹿児島県」に記録されたサギ類、チドリ類、シギ類は、次の17種である。八房川、五反田川、市来町、串木野市、県本土各地なども加えてある。
 サギ類、ササゴイ、アマサギ、チュウサギ、コサギ、クロサギ、以上5種。
 チドリ類、イカルチドリ、シロチドリ、ダイセン、ケリ、以上4種。
 シギ類、ヒバリシギ、ハマシギ、ミユビシギ、タカブシギ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、以上8種。







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 鹿児島県自然愛護協会 平田 國雄
    鹿児島大学水産学部  三浦 知之
 氏名 鹿児島大学理学部   佐藤 正典

調査

方法

○1 現地調査 1989年5月8日
○2 資料調査
 3 ヒアリング



鹿児島県 環境管理課、1987、鹿児島県の野鳥


 

 

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