地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

26

17

高尾野町

東辺田

都道府県名

鹿児島県


 

 

 

 

1.東辺田干潟は、かつては蕨島に守られた外海干潟であったが、荘の埋立地が造成された時点で、蕨島は陸つづきの半島となり、本干潟は江内川の河口干潟となった。
2.東には、荘埋立地水門があり、西出口には、数年前、東辺田と蕨島長万崎とに、漁船の舟だまりが出来て、外海との結びつきが弱められ、泥の体積が増しつつある。
3.水門に近く、左岸ぞいに、幅50m、長さ200mの新埋立地が造成された。
4.干潟内に植生はない。水門の上流は水田とヨシ原である。











1.貝は多くない。二枚貝はアサリだけ。アサリはかつて放流したものである。巻貝は、イボキサゴ、イボウミニナ、アラムシロガイの3種が生息するが、数は少ない。
2.甲殻類は、岸壁付近にフタバカクガニ、下部にマメコブシガニが見られるが、後者は数が少ない。ニホンスナモグリとアナジャコが多く、ヤドカリはユビナガホンヤドカリである。
3.上部ではスジホシムシモドキが優占し、中部・下部には、ほかにチロリ・ギボシイソメ・イトゴカイなどの多毛類が多い。







 1989年6月2日、本干潟で見られた鳥は、コサギ5羽とカラス8羽である。本干潟に隣接するツル渡来地、荒崎(荘干拓)付近で、これまでに報告された鳥類は多彩で、サギ類12種、チドリ類11種、シギ類36種、カラス類4種である。
 サギ類、ミゾゴイ、ゴイサギ、ササゴイ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、アカガシラサギ、アマサギ、カラシラサギ、クロサギ、ムラサキサギ。
 チドリ類、ハジロコチドリ、コチドリ、イカルチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、オオチドリ、ムナグロ、ダイゼン、ケリ、タゲリ。
 シギ類、キョウジョシギ、トウネン、オジロトウネン、ヒバリシギ、ウズラシギ、ハマシギ、オバシギ、コオバシギ、ミユビシギ、ヘラシギなど36種。
 カラス類、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス。







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 鹿児島県自然愛護協会 平田 國雄

 氏名 鹿児島大学水産学部  三浦 知之

調査

方法

○1 現地調査 1989年6月2日
○2 資料調査
○3 ヒアリング



鹿児島県 環境管理課、1987、鹿児島県の野鳥


 

 

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