地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

14

4

宇佐市

平松

都道府県名

大分県


 

 

 

 

1.地形・地質
 豊前海に広く干出する前浜干潟。標本区の範囲は、駅館川と寄藻川にはさまれた約667haの干潟である。沖だし幅は約2.5kmで両端に大きな河川が流入する。干潟面は、ほぼ同じ傾斜で低潮線まで続いている。底質は大部分が細砂であるが河口付近及び澪筋では泥分が多くなる。海水の清澄度はおおむね良好である。
2.海岸の改変状況
 干潟の海岸線は、すべて高潮線に護岸が設置されている。背後は干拓地。
3.植生
 干潟と陸域の間は、護岸で分断されており、干潟内に顕著な植生は存在しない。護岸後背地は、工場用地、水田として利用されている。











1.底生生物
 測線全体を通じて二枚貝、巻貝類、甲殻類が多い。中でも、アサリ、バカガイなどが広く分布し、個体数も多い。ゾーン別にみると上部ではシオフキが多く、中央部、下部ではアサリ、バカガイが多い。
2.干潟の上部にアサリ、アオノリがところにより多くみられる。







 この干潟もシギ、チドリの渡来地となっており、年間を通じて14種類のシギ、チドリが確認されている。渡りの最盛期は4月下旬と8月下旬で300羽前後のシギ、チドリを見ることができる。主として、オオソリハシシギやチュウシャクシギである。キョウジョシギやアオアシシギなどの珍鳥も出現している。冬には黒川河口周辺にカモ類が渡来する。







 長洲漁港漁民住宅埋立平成2年〜5年計画(316m×236m=75,000m2)がある。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 大分県浅海漁業試験場

 氏名 稗田 賢治

調査

方法

○1 現地調査 1990年3月5日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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