地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

33

 

苓北町

富岡

都道府県名

熊本県


 

 

 

 

1 地形・底質
 富岡湾口部に干出する前浜干潟。標本区の範囲は、志岐川河口から富岡港堤防までの間の広さ約48haで、沖出し幅は約300mである。
 干潟面は、ほぼ同じ傾斜で低潮線まで続いているが、岸から100m位から幅30m、長さ300mの砂紋が見られる。底質は岸から低潮線まで細砂が分布している。海水の清澄度は、「泳ぎたくなるほど」良好である。
2 海岸改変状況
 干潟の海岸線はすべて人工海岸化され、護岸が設置されている、背後地は志岐寄りの約800mは干拓地で他は市街地となっている。
3 植生
 干潟と陸域の間は海岸道路で分断されており、干潟域内には顕著な植生は存在しない。護岸の背後地は野菜畑が主で一部ヨシが植生している。











1底生生物
 測線の岸側から低潮線までアナジャコ類、カニ類、ゴカイ類がみられるが、砂紋の砂域には、カニ類が、水域にはアナジャコ類が住分けている。

2 藻場
 富岡港側から海岸線に沿って約400mの長さと沖だしの幅は沖側の低潮線までの約100mの広さにツルシラモが点在で分布し、その区域の西にアナアオサが分布している。







 シロチドリ、ハマシギの小さな群れが採食しているほか、コサギも数羽みられた。
 また、上空にはトビも確認された。







 





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 水産試験場
 氏名 中島 信次
    石原 勝

調査

方法

現地調査 平成元年9月13日



第2回自然環境保全基礎調査(熊本県) 1978


 

 

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