地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

6・8・9

40

東与賀町

大授搦

都道府県名

佐賀県


 

 

 

 

 日本有数の干潟で、干潮時には、沖まで約5kmもの干潟が続き、沖に向ってゆるやかに傾斜している。このポイントは、海苔の漁場となっている。
 底質は軟泥でいたるところにかき殻の堆積が見られる。透明度は低い。
 堤防付近には流木、竹、ビニール袋、空き缶が漂着しているが、潟にはゴミといえるものは見あたらない。











 広大な干潟にかかわらず、現地調査を一回しか行っていない為出現種は少なく、その分資料により補足を行っている。
 貝類ではハイガイが各ゾーンで多数出現している。カニ類ではヤマトオサガニ、アリアケガニを多数確認している。
 今回確認されてはいないがサルボウ、ウミタケ、アゲマキ、ヘナタリ類等の貝類、シオマネキ、チゴガニ等のカニ類、その他ムツゴロウ、ワラスボ等の希少種も地域によって出現するようである。
 しかし、生活・工場廃水、農薬の流入により、これら底生生物の生活環境が脅かされているのが現状である。特にムツゴロウの数は激減している。早急に保護の必要があると思われる。







 春秋の渡り鳥の中継地であり、大型、小型のシギの渡来数、種類数ともに多い。
 冬はハマシギ、カモ、カモメが集団で越冬する。迷鳥も時に渡来し、今までに、ハシブトアジサシ、オニアジサシ、ソリハシセイタカシギ、コウノトリ、オオズグロカモメなどが確認されており、野鳥ファンに注目されている重要なバードウォッチング・ポイントである。







 干潟に接する陸域に空港が建設される予定だが鳥類に影響がでるであろう。又、生活廃水、農薬流入によりムツゴロウその他魚類、カニ・貝類が激減しているようである。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 佐賀の干潟を探索する会

 氏名 衞藤 友紀

調査

方法

○1 現地調査 1989年11月25日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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