地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

19

18

津屋崎町

都道府県名

福岡県


 

 

 

 

1.地形
 津屋崎橋(津屋崎漁港)から田浦・渡地区へ入り込んだ、細長い入江に干出する約50haの河口干潟。最奥部は津屋崎橋から約2kmあり、入江の最大幅は入口で約600m、奥部で400mである。干潮時には、中心部に幅5~15mの水路が残る。この水路の左右両岸に干潟が干出する。
2.底質
 十数年前に右岸に二車線の道路が整備され、その工事の影響により干潟の底質が変化した。右岸は、砂質・砂泥質・泥質の場所がパッチ状に存在する。左岸は、泥質を中心とした底質である。
3.植生
 奥部の岸側はヨシ原となっている。また、コアマモが水路付近に所々に分布していた。











1.底生動物
 干潟全体でみると、甲殻十脚類が優占的であった。中でも、奥部の砂泥域には、チゴガニが高密度で生息していた。ゾーン別にみると、上部域はヨシ原にアシハラガニが多数生息し、砂泥表面には、ヘナタリ類が多かった。中部域は主に砂質であったが、チゴガニと共にコメツキガニが比較的多くみられた。また、二枚貝ではシオフキがところによりみられた。下部域の砂泥域から泥域にはヤマトオサガニが多数みられた。
2.藻場
 低潮線付近には所々にコアマモ場が分布していた。
3.特記事項
 今回の調査では出現しなかったが、上部のヨシ原では、時々小型のカブトガニ(体長10~20cm)の脱皮殻がみられた。







 シギ・チドリ類の利用は少なく、シロチドリ・コチドリ・キアシシギ・ソリハシシギ・アオアシシギなどが、少数渡来する程度である。一方、カモ類・カモメ類の利用もあまり多くないが、サギ類の利用はコサギをはじめとしてよく見られる。
 (ヒヤリング:日本野鳥の会福岡支部)







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。
 特になし。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 福岡県自然環境研究会

 氏名 山下 暢二

調査

方法

○1 現地調査 1989年11月11・12日
 2 資料調査
○3 ヒアリング



 


 

 

目次へ


総目次へ