地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

     

調査年度

1989

7

10

北九州市

曽根新田地先

都道府県名

福岡県


 

 

 

 

1.地形・底質
 周防灘に面する約500haの前浜干潟。貫川河口から間島までを3区域に分け、標本区とした。底質は、大部分が砂泥質であるが、貫川河口および干潟上部は、泥質となっている。
2.海岸改変状況
 干潟の高潮線には、すべて護岸が設置されている。
3.植生
 干潟内には顕著な植生は存在しないが、干潟北部には、わずかにヨシ原が存在する。後背地は、大部分が農地となっている。











1.底生動物
 干潟全体を通じて、二枚貝・甲殻類が多く、中でもシオフキガイ、アナジャコなどが広い範囲で出現し、また、個体数も多かった。
 ゾーン別にみると、上部は甲殻類が優占し、特に、チゴガニ、ヒメアシハラガニが多かった。また、二枚貝ではハナグモリガイが多かった。中央部・下部は、二枚貝が多く、特に中央部にはシオフキガイが、下部にはアサリが多かった。
2.藻場
 オゴノリ、アオノリが、わずかではあったが、干潟全域でみられた。







 県内では有明海の各干潟に次ぎ、博多湾の今津・和白の干潟と並ぶ有数のシギ・チドリの渡来地として知られている。渡来の最盛期は、4月と8・9月で、オオソリハシシギ・ダイシャクシギ・ホウロクシギなどの大型のシギ類やチュウシャクシギ・アオアシシギなど中型のシギ類は数十羽単位で、ハマシギ・シロチドリなど小型のシギは千羽単位で見られる。冬季は、カモ類・カモメ類・サギ類が多い。また、ダイシャクシギ(100~200羽)、ツクシガモ(50~100羽)の越冬が特記事項としてあげられる。
 (ヒヤリング:日本野鳥の会福岡支部)







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 福岡県自然環境研究会

 氏名 逸見 泰久 他

調査

方法

○1 現地調査 1990年2月24日
 2 資料調査
○3 ヒアリング



 


 

 

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