地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

24

155

安芸郡音戸町

波多見大浦埼

都道府県名

広島県


 

 

 

 

 倉橋島大浦埼先端の幅20〜30cm、長さ約100mの半島状も岩礁地帯。音戸の瀬戸を東に抜けた場所に位置するが、内湾的性質が強く、清澄度は劣る。海浜はほぼ6m、後背は岩山状。干出面は岩盤、転石浜および砂泥底。
 陸岸にはマツ、トベラが卓越するが、近くに雑木林があり、ツワブキ、ヤツデなどが自生する。
 海岸は自然海岸で西側には幅約200mの砂浜が続く。











 全般的に生物相は豊富であると言い得る。上部から下部にかけて全体的に広く分布しているが、マガキ、ヒザラガイの類、イワフジツボである。ムラサキイガイ、カサガイの類、ヒライソガニもこうした傾向にある。
 タマキビ、イシダタミ、ヤドカリ類、シロスジフジツボは上部を、ゴカイ類は中部を、スガイ、テッポウエビ類、ボウアオノリ、イソダンツウは下部を中心にみられる。







 干潟内には、ガン・カモ類及びシギ・チドリ類の渡来地は存在しない。
 干潟の後背地は大浦崎公園として整備され、一帯は、コナラ、クヌギ、アベマキ、ヤマモモ、ヒサカキ、トベラなどの天然広葉樹林帯と、タブノキ、サザンカ、サクラその他の広葉樹の植栽された区域とからなり、ヒヨドリ、メジロ、コゲラ、エナガ、シジュウガラなどのカラ類、ハシボソガラスなどの安息地となっている。
 また、ジョウビタキ、シロハラなど冬鳥の渡来が確認されている。

(地元住民からの聞き取り)







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 広島大学生物生産学部

 氏名 佐々田 憲

調査

方法

○1 現地調査 1990年10月5日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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